らきすたの2次創作。
アルテマ・アゲインの最終回。
内気な少女の大噴射。
自らの欲望に屈してしまった少女の儚さと羞恥心を伝えることができれば、これ幸い。
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両膝を抱え、小動物のようにぷるぷると震えている少女は、必死に苦痛に耐えているように見えるが、苦痛から解放されようとお腹に力を入れているようにも見える。
「お姉ちゃぁん………………」
「なにっ? つかさっ、立てそう?」
つかさはゆっくりと首を振る。そして、ぽつりと呟いた。
「………ごめん、なさい………」
それが、つかさの心が折れた瞬間だった。もう、立つ気力さえも削がれて、その場で欲望を発散させてしまった方が楽になれる……もう、お姉ちゃんの下痢を漏らしちゃったんだから、今更我慢しても同じじゃないか……。
今までのおもらしは、言ってしまえばかがみの下痢だけしか漏らしていない。
ここからが、言わばつかさの本当の意味でのおもらしの始まりだった。
「ふ、ふぐぅ~~~…………!」
ミチッ、
ミチミチミチミチミチ………ッ!
おむつの底が、ゆっくりと膨らみはじめる。下痢とは違った、確かな質量を伴った、重量感のある『モノ』のおもらし。
それは一週間少女の腸内で圧縮され続けて、カチカチに固まって槍のようにつかさの肛門を貫いていく。
その槍は、まさに少女の欲望が具現化されたものだった。ゆっくりと直腸を貫通していき、その場にハリツケにするかの如く一歩もその場所から動けなくしてしまう。
「ふ、ふぐぅ………」
ミリミリミリ…………ニチニチニチ………
音は、しない。
極度に圧縮された硬質便は、ただ無音で直腸から排泄されていく。
つかさの周りだけ真空状態になっているかのように人垣ができ、皆言葉を忘れてしまったかのように静まりかえっている。
……こんなにも、出るものなのか。
内気な少女には似つかわしくない大量脱糞。
かがみでさえも、そう思ってしまうほど、妹の排泄量は凄まじいものがあった。便秘だと言うことは知っていたけれど、まさかこんなにも溜め込んでいたなんて……。
「あっ………あぅ~……………うぅ……?」
最初に異変に気付いたのは、漏らしている本人であるつかさだった。
ムリムリと容赦なく漏れ続ける固体は前に後ろへと広がりきり、だんだんと逃げ場が無くなってきたのだ。
必然的に、おむつ内の圧力が段々と高まっていく。
時に、今、つかさが充てている穿くタイプのおむつはスーパービッグサイズである。
この年齢層のおむつは、おしっこを吸収することに重きを置いている。それはつまり、うんちを大量に漏らすことを想定していないということだ。
むしろ固体の許容量は少なく、服の上から目立たないようにするために薄く作られている。
それが意味するところは……。
『真の決壊』は、そう遠くない未来に用意されているということだ。
確固たる質量を持った硬質便は、姉の下利便浣腸によって活発になった腸の蠕動運動により押し出され、熱い下痢マグマに満たされたオムツの内側にトグロを巻いていく。
内気な少女のお尻がアヒルのようにぱんぱんに膨らみ、
汚れを知らないクレヴァスを蹂躙していく。
下痢マグマのなかを、容赦なくヘビがうねる。前も、後ろも、もはやトグロで満たされ、おむつの中の圧力がピークに達しようとしていた。
……もはや欲望がはみ出していくのは、
『横』
しか残されていなかった。
「い、いやっ…………! 横はダメ!!」
口では嫌だと言いつつも……つかさがひざを抱えて小動物のように身体を丸めることしかできない。
そうすると余計に腹圧がかかってしまうことに気付かないのは、ただ単にパニックに陥ってしまってのものなのか? それとも実は本能が排泄を望んでいるのか……。
どちらにしても、少女は更に膝を抱えている両腕に力を籠めて、身体を丸めてしまった。
ミリミリミリッ、………、………ニチニチニチニチッ!
「止まらない………止まらないよぉ………お姉ちゃん………お尻から勝手に出てくるのぉ………!! た、助けてぇ………お尻が壊れちゃっっ……!!」
ブポッ!!
少女の小さなお尻から、似つかわしくない炸裂音が響き渡った。……一度硬質便が途切れ、その隙間にあったガスが放屁された音だった。否。それは音と言うよりも衝撃と言った方が近い。
一瞬、おむつが風船のように膨れあがったかと思うと、すぐに萎んでいく。
それが、圧力が限界に達した合図だった。
ムリムリムリッ!
ニュルニュルニュニュルルル!!
「あ…………っ! だ、ダメ!!」
ぱた………
ぱたぱたぱた………
廊下に、水滴が落ちる音がする。
それは茶色い液体だった。
最初に漏らしたかがみの下痢が、圧力に耐えきれずに横から漏れ出してきたのだ。
ブリッ、ブッ、……ブポポッ
ぱた……… ぱたぱた……………
下痢が漏れてくるペースは徐々に速まっていき、それでもおむつは茶色く盛り上がり続ける。むしろ、つかさ自身のおもらしはこれからが本番といえた。
「は、はみ出てるぅ………! おむつの脇からはみ出てきてるのぉ…………。
い、や、ぁ………はみ出てきちゃ、いやぁ………」
儚い、願い。
少女の足元には茶色い汚点が広がりきり、小さな水たまりが出来上がっている。
だけど本当のおもらしはこれから……。
ミチミチミチ……ボッ
……………ニュル………ヌルヌル………ベシャッ!!
下痢だけではなく徐々に形のあるうんちまでもが押し出されてくる。
前に後ろに広がりきったうんちは、おむつの脇のひだひだの間をトコロテンのようにくぐり抜けてきた。
「す……滑りでてく、るぅ~……………だ、だめぇ………止まって………止まってよぉ…………出てきちゃ、いやぁ~………」
ニュル……ベシャッ……
それは明らかに下痢とは違う。
すでにかがみが漏らした下痢は押し出されてしまい、今度はつかさ自身の便秘によって固まったうんちがひり出されてきているのだ。
ブボッ
今日何度目かのくぐもった炸裂音。
姉の下利便浣腸により蠕動運動が活発化した腸は、まだまだ止まりそうにない。
ずる……べしゃっ!
内気な少女はただ、自らの腸内の嵐が過ぎ去るのを膝を抱えて耐えきることしかできなかった。
一週間ものあいだ醸造され続けていたモノは、言ってみれば少女の最大の恥部なのかも知れない。
「うぅ………ひっぐ………ぐず………も、もう………は、はぁ……………んっ」
頬を涙に濡らす少女のお尻に、双子の山が積み上がっていく………。
* * *
時間にして5分くらいだろうか?
大便排泄にしては短かったのか……それとも長かったのか……しかしそれは少女にとって永遠にも感じられる地獄のような時間だった。
「………つかさ……行こ?」
「………ぐすっ……すん……」
無言で頷き、手を差し出すつかさ。姉は、無言でその小さく頼りない手を取る。
姉に手を引かれ、何とか立ち上がる内気な妹……。
だけど重たいおむつのせいで普通に立ち上がることは出来ずに、アヒルのようなへっぴり腰になっている。
ベシャッ
更におむつの隙間から固形物が押し出され、それは茶色い沼に落ちると汚らしい飛沫を飛び散らせ、姉と自身の上履きに茶色い染みを残した。
「ごめんなさい……お姉ちゃん……」
「わたしのことなんて良いから。さ、早く行きましょ……」
幼い内股を、いくつもの茶色い筋が垂れていく。その後ろ姿を、公衆の面前に晒しながら、姉妹はトイレへと姿を消していった。茶色い汚点をポタポタと残しながら……。
* * *
こなたが新しい紙おむつを買ってくる頃には、すでにつかさのお尻は綺麗に拭き取られていた。
おむつを脱いだときに思いだしたことだけど、パニックになって自分のネコのワンポイントショーツを穿いたままおむつを穿いてしまったので、一度のおもらしでショーツとおむつを同時にダメにしてしまったのだ。
こうしてトイレの個室で、かがみとつかさはおむつが届くのをノーパンで待つ羽目になってしまった。
「ごめん、待った? おむつ、買ってきたよ」
「全く、あんたのせいでこんな事になったんだから当然よ。今回ばかりはやりすぎよ、や・り・す・ぎ!」
「え~。でもおもらししてる二人、可愛かったよ」
「なっ! ほら、つかさもなにか言ってやりなさいよ! みんなの前でおもらしさせられたのよ!」
「え、でもお姉ちゃん……」
つかさは、受け取った紙おむつに脚を通していく。新品のおむつはショーツとは違ってもこもこと温かくて、穿いているだけで安心感に満たされていく。
「お姉ちゃんが優しくしてくれたから、ちょっと嬉しかったかも……それにお姉ちゃんと同じおむつ穿けたんだから、ショーツがダメになっても良かった、よ……?」
「つかさ……どれだけお人好しなのよ……って、つかさまでおむつ穿くことないじゃない!」
「いいの。お姉ちゃんとおそろいになれるから」
「そ、そう………」
素っ気なく呟いて、かがみもおむつに脚を通していく。その動きにもう羞恥心も躊躇いもない。すっかりおむつになれてしまったようだ。
「ほら、つかさ、おむつもう少し上に上げないとスカートから見えちゃうから……」
「あ、ありがと、お姉ちゃん……」
姉妹でスカートのお尻を確かめ合って、お尻をはたく。
「苦しみを共有し、逆境を乗り越えることができた姉妹。こうして二人の間に新たなる感情が芽生えるのであった………めでたし、めでたし」
「こら、変なナレーションいれない! こなたももうすぐ授業なんだから急がないと遅れるわよ!」
「へーい………………………む、むぅ~……」
個室を出たところで5時間目の予鈴が鳴り響き、長かった昼休みが終わりを告げる。
一人後ろから歩いていたこなたは、姉妹の距離が妙に短くなったのを気にして、二人の間に身体を滑り込ませた。
おしまい。
はい。
本当にながい昼休みでしたね。
お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
ブログ初期から続いているアルテマ・アゲインの最終回です。
微妙に伏線を残しての終了となりますが……。
いやー……それにしても初期のアルテマシリーズを見ると、文章の荒さに吃驚ですな。暇があったらこっそりと書き直して行きたいと思いますよ。今も充分荒いですか…そうですね…。
続編があるかどうかはみんなの判断にお任せします。
いろんな事があったアルテマだけど、読んでくれた読者の方々、本当にありがとうございました!
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アルテマ・アゲイン5
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