加奈はおもらししたスパッツを我慢しながら個室たどり着くも、おもらしショーツを見る勇気が無く、そのまま和式便器にしゃがみ込んでしまう。
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ピクピクッ………
頬をタイルの床に擦りつけたままの少女の排泄が終わったのは、それからかなりの時間が経ってからのことだった。
お股は落ち着きを取り戻つつあった。
あんなにもケイレンしていたのに、いまでは漏らしてしまった下痢と一緒に冷たくなってる。
「うぅ……ぐずっ」
涙が薄ピンクのタイルに沿って流れていった。うつぶせで下痢おもらしなんて……惨めすぎる。
「もう……もう、ぃゃあ……」
むりゅむりゅむりゅ………犬のように突き出されたスパッツが、再び大きくなっていく。もうここまで漏らしてしまったんだから、どんなに漏らしても一緒じゃないか……そんな諦めからくる、自主的な排泄……すでに加奈の心はポッキリと折れてしまっていたのだ。
「ふっ……んぅ………んんんぅ」
むりゅっ……むりりりり…………………………ぷぽっ……
液状便はそんなに力を入れなくても簡単に漏らすことが出来た。本当なら力を入れることに躊躇いを覚えるのが普通なのだろうが……今の加奈にとっては、パンツの中への排泄は知らぬ間に馴れてしまっていたのかも知れなかった。
それでも下痢おもらしをしてしまったという事実は少女の良心を踏みにじる。
「イヤ……イヤなのに……こ、こんなに……」
そっと、つきだしたままのお尻に手を当ててみると……。
そこはほっこりと微かに湿っていて、生暖かいドロドロとした流動体が詰まっているなんとも気色悪い感触が伝わってきた。
おしりに触れてる感触なんてほとんどない。黒スパッツは加奈のおしりの割れ目さえもわからないほどパンパンに膨らんでいるのだ。
厚手の女児ショーツを重ね履きして、その上でスパッツを穿いていたからだろうか。ここまでの下痢おもらしであっても、外には一滴も漏れておらず、全てのものがキャパシティの多いとは言えない女児ショーツの内側に詰め込まれていた。
漏らしすぎてショーツの脇からうんちがはみ出してくるという悲劇は避けられたが、欲望の全てを受け止めたということだ。
それは、加奈にとって不幸中の幸いだったのだろうか?
それとも更なる悲劇を呼び起こすものなのか?
(ああ……こんなに漏らしちゃった……)
諦めとも自責とも知れない感情が、胸に染みてくる。立たないと……立って、早くトイレの個室に入らないと……全てが手遅れだけど、そうすることでしかこの失敗から逃れることが出来ないような気がした。
気怠く重たい身体を起こし、立ち上がろうとするも……
むにっ………
「うわっ……」
小さな唇から、思わず声が漏れてしまう。開ききったおしりの割れ目でうんちを挟み込んでしまう気持ち悪い感触。
(……これじゃ普通に歩けないよぉ……)
うんちがお股に挟まって気持ち悪い……普通に立つことなんてできない……。
それに……うつぶせの状態で漏らしてしまったので下痢は前の方が密度がより濃くなっていて、ほころびかけた蕾を閉じようとするとドロドロしたものが内側にまで入り込んでしまいそうだった。……だけど、このままでいるわけにもいかない……。
「あぅ……ふぅ……ふぅ~………」
仕方なく加奈は、完全に立つことも叶わずに個室を目指すことになった。がに股で、小さなお尻を突き出しながら……。
にちゃっ………にちゃっ………にちゃ………
一歩進むごとにお股に柔らかいものが挟まり込んでいく感触が気持ち悪い。ゴムが食い込んでくるように、熱いものが割れ目に食い込んできて……だけどここで止まるわけにはいかない。
ショートカットの少女は、子供が相撲をとっているかのように、デリケートな場所を刺激しないようにと少しずつ歩を進めていかなければならなかった。
一歩……一歩……ピンク色の個室の扉にやっとの事で手が届くと、それにすがりつくようにして個室にたどり着く。
ばたん……。
「ふぅ……」
これで、これで……何とかなる。
幼い加奈は、安易にそう考えていた。
だが和式便器に向かい合いふと冷静になってしまう。頭の中が真っ白になっていて気づかなかったけど……これからこの下利便にまみれたスパッツとショーツを脱ぎ、その処理をしなければならないのだ。
幼い加奈には、そこまで思考が回っていなかったのだ。
(どうしよう……)
便器を前にして、膨らんだスパッツを抱えた少女のヒザが、ふるふると震え出す。
「怖い……怖いよ……脱げないよ……誰か……小町ちゃん、助けて……」
ボーイッシュで強気な少女の心がへし折れるのは案外あっけないものだった。心が折れるときっていうのは普段気が強ければ強いほどその反動も大きいのかもしれない。
心が折れた加奈は……パンツとスパッツを履いたまま和式便器にしゃがみ込んでしまったのだ。どうしょうもなく汚してしっまったパンツの中を見るのが恐ろしい……それを見ないためにすることができる、最後の手段……。
「うぅ……ぐずっ」
しゃがみ込んでしまうと頬を涙が伝い落ちていく。もう、どうしていいかもわからない。
「もう……いやだよぉ……小町ちゃん……小町ちゃぁん……」
そんな加奈にこみ上げてきたものは……どうしようもないくらいの惨めさと、残酷なまでの尿意だった……。
おむつ少女41につづく
次回、しゃがんだまま更におもらし。
いやー……疲れた……。
拍手コメントなどで応援してくれた方々、ありがとう。なんとか脱稿することができ、こうして更新することができました。やっぱりコメントくると張り合いがでますね……。
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