クイズマジックアカデミーの二次創作。
クララ、便秘2週間目……。
ぽっこりと膨らんだお腹は膀胱を圧迫し、クシャミをしただけで軽失禁を引き起こすまでに。
極度の便秘は日常生活にも影響を及ぼし始める……。
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遅々とした足取りで時間が過ぎていく。
………便秘二週間目。
「く、苦しぃ……」
子供の頃は便秘になんてならなかったのに……。
そもそも、クララは生理用品だとかブラジャーとか、そう言ったものがあんまり好きになれなかった。
成長すればニキビだってできるし、生理だって来る。
手足だってスラッと伸びてくるし、胸だって勝手に膨らんでしまう。
クララはそんな当然なことを素直に認めることが出来なかったのだ。
胸やお尻が大きくなることは恥ずかしくて素直に喜べなかったし、下着が汚れてしまうことだって煩わしく思える。
だからいつまでも子供っぽい三つ編みで、まん丸トンボ眼鏡で、おまけに水着はスクール水着を着て、下着はかぼちゃぱんつで……そんな些細なことでクララは性徴から目を背けているのかも知れなかった。
そんなクララはカボチャパンツを穿いたまま、なんとか日常を維持しようとしていたけど……。
「クシュンッ!」
チョロ、………
くしゃみをしただけで腹圧がかかっておしっこが漏れ出してきてしまう。
じゅわ……、と生暖かい液体がぱんつに吸収されていく感触。
また、やってしまった……。
休み時間になるとクララはそそくさと席を立ち、重たい足取りでトイレへと急ぐ。
ポッコリと膨らんだお腹は膀胱を圧迫し、くしゃみや咳をしただけでおしっこが漏れ出してくるほどになっていた。
トイレに行ってカボチャパンツを降ろしてみると、股間部に案の定恥ずかしい染みが出来上がっていた。
長時間かけて作り出された、微かに茶色がかった黄色い霧のようなシミ。
女の子の割れ目っていうのは、ただでさえ汚れが溜まりやすい場所なのに、何度も軽失禁を繰り返してしまったのでぱんつの股間部分は見るに堪えない状態だった。
ぱんつに染みこんだおしっこはデリケートな肌をムズムズと刺激して、それが更に別の汚れを呼び起こしてしまったのだ。
カラカラとトイレットペーパーを手に取り……、
「んっ………んぅ!」
無毛のやわらかい縦筋にティッシュを深く潜り込ませて拭い取ってやると、茶色いカスや服のホコリとかが混じり合った汚れがごっそり……とは言えないまでも、ティッシュにこびり付いてきた。
1回、
2回、
3回……何度かクレヴァスに沿って、茶色い汚れが無くなるまで確かめながら拭き取ってやる。
(……こんなものかな……?)
トンボめがねでティッシュを見つめていると……、
ツーン、とした尿臭が鼻孔を突き刺し、クララは思わず目を背けてしまった。
こんなに臭いなんて……。
近づかれただけで気づかれていないだろうか? いや、もしかしたら気を遣って気付かないふりをしてくれてるのかもしれない……。もしもそうだとしたら……。
「………っ」
……汚れたティッシュを見つめているだけで、サッと顔が勝手に赤くなってきてしまう。
(サニタリーショーツ……穿かないと、ダメかなぁ……)
あんまり好きじゃないんだけどなぁ……お股に当たる部分がビニールっぽくてカサカサ擦れる音がするし、ただでさえ蒸れて痒くなってるのに通気性が悪いし……。でもかぼちゃぱんつだと羽付きのパッド使えないし……。
「うぅ……」
これだから嫌なのだ。
成長しても煩わしいことばかりじゃないか。
……けれど……
こればっかりは女に生まれてしまったからには贅沢言ってられない。
クララは自ら作り出した染みを眺めながらそんなことを考えていた。
かぼちゃぱんつの紐を締めるとき、チョロ……再び軽い失禁。もう諦めてサニタリーショーツを出すしかなさそうだ。
「大きくなっても、なにも良いこと無いのに……」
呟き、クララは物憂げに頬に手を当てると、重たいため息を漏らした。
重たいかぼちゃ9につづく
サニタリーショーツに羽根つきの尿漏れパッドとか……
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重たいかぼちゃ8
コメント
GJ
素晴らしいシチュエーションだと思いまつ(噛んだ
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