寝静まった憂、紙おむつを充てられて、なにも知らずにおねしょするの巻。
憂がお姉ちゃんべったりなのはこんな理由があるという結論に行き着きました。
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「う、うーん……」
深く眠りについたままの憂は、布団のなかで苦しげに呻くと、形のいい眉毛が歪ませた。
「う、うぅ……」
布団の上からでも身体をよじっているのがわかる。
何度も何度も寝返りを繰り返し、
夢の中ではどんな状況に陥っているのだろうか?
それは憂にしか分からない。
だけどこうして妹は何度も身体をよじらせて、
足の指にギュッと力をこめて尿意を堪えていた。
次第に寝返りだけでは我慢できなくなったのか、仰向けになり、身体を弓なりにしはじめた。
小さなブリッジをしているようにもみえる。
そんな妹は、
「う!」
声を漏らすとピクンと身体を震わせる。それっきり脱力してしまった。
その代わり……。
チョロッ。
シュイイイイイイイイイイィィイイイイイイ……
布団……パジャマ……おむつの三層の中からくぐもった水音が聞こえてきたではないか。
尿道穴から噴射されたおしっこは吸水ポリマーに弾けると、すぐには吸収しきることができずにお尻のほうにまで流れていき、そこから吸収されていくほどの勢いだった。
「あっ……! はうぅ……」
憂の眉目が歪み、頬が紅潮する。
漏らし始めてからは早いものだった。
紙おむつに覆われたお尻がモコモコと膨らんでくる。。
パジャマのズボンの上からでもはっきりと分かるくらいの膨らみ方だ。
布団の隙間からでさえもアンモニア臭が立ち上ってきた。
しょおおおぉぉおおおぉぉぉぉぉおぉぉぉぉ……
何の躊躇いもなく放たれるおしっこは、おむつのなかをぬくぬくと暖めていく。
しっかり者の憂が起きていたとしたら、真っ赤に赤面してしまうほどの失態。
それをなんの躊躇いもなくおねしょと言う形で失禁している。
ジョボボボボボボ……しゅおぉぉおお……
……むしろ。
「んにゅ……お姉ちゃあん……」
夢のなかにいる憂は甘えた声で姉の名を呟くと、
「チュパ……」
赤ん坊のように親指を咥えていたではないか。
ふだんしっかりしている憂のことだ。
本当は甘えたい……そんな欲求がおむつを充てられて、夢の中で顔を出しているのかもしれなかった。
チョロ……ピクンッ!
しゅいいいぃぃぃいいいぃぃいい……
それでも横漏れ防止ギャザーのおかげで、おむつから溢れ出してくることはなかった。
それに吸水ポリマーのおかげで、おしっこを漏らしてもサラサラとした肌触りのままでいてくれる。
「ん、あぁ……ふぁっ」
なにも知らずに憂は安心しきって尿道を緩めていく。
股間が生ぬるくなっても安心しきって尿道を緩めていく。
それはトイレを知らぬ赤ん坊のように。
お姉ちゃんに充ててもらったおむつにおしっこを重ねていく。
ただ、パジャマズボンのお尻の部分が生暖かくモコモコと膨らんでいった。
妹はおねしょっ子!4につづく
朝方までおねしょを繰り返した憂。
紙おむつを換えにきてくれた姉の前で、眠ったまま大きい方まで…?
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【けいおん・憂】妹はおねしょっ娘!3
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