コープスパーティー ブラッドカバーリピーティッドフィアーの二次創作。
ヒロインの親友の女の子が首を吊って失禁するシーンをもうちょっと詳しく書いてみた。
普段はけいおんとか催眠術とかコミカル(?)な作品を書いていると、たまーにインモラルなものを書きたくなってしまった^^;
閲覧のさいにはグロ注意。
ガタンッ!!
勢いよくなにかが引っかかるような音と、ピンッ! 天井からぶら下がっているロープが琴線のように張ったのは。直後、
「ガハァッ!!」
大量の口角とともに発せられたであろう悲鳴が個室からきこえてきた。
その個室はドアが閉まっていて中を確認することができない。
ただ、中で暴れ回っているのかドンドン、木製の壁を叩く音が響き渡る。
自分が以外は生きているものの気配を感じ取ることのできぬほどの静寂を破る乱暴な音。
一瞬何が起こっているのか分からずに思考がパンクしてしまう。
一体誰が……?
トイレの中で暴れているのだろう……?
なんのために……?
「なに……なんなの……? 中に誰かいるの……?」
何が起こっているか把握することもできずに、直美はトイレの入り口から個室へと問いかけてみる。姿の分からぬ何物かに向けて。
ドンドンッ、ドンドンッ!!
用心しながら、なるべく刺激を与えぬようにと個室のドアをノックする。
だがその主は直美のよく知っている人物だった。
「ぐるぢ……! 息が……息がぁ!! ゲフッ!!」
その声を聞いただけで直美は真っ暗なトイレに入ると個室のドアを開け放っていた。
どんなに苦しんでいても聞き分けることができる。
「世以子!!」
そこにいたのは、ケータイのストラップのように首を吊っている世以子だった。
図太い天井の梁に結びつけられた荒縄が首に食い込み、必死に外そうとしているものの指が入らずに、首にいくつものひっかき傷が痛々しく刻み込まれていっている。
「なお、びぃ……! ごほぉッ!!」
天井の梁からぶら下がっている少女の身体は地面を求めて藻掻き苦しみ、涙を流しながら空気を求める。
必死に喘ぐ口からはよだれがダラダラと溢れ出し、赤黒く腫れ上がった舌で気道が塞がっているであろうにもかかわらず呼吸をしようとしているから、
「クヒッ、クヒッ」
苦しげに湿り気を帯びた声が漏れだしていた。
「世以子、今助けるから!」
決心すると、直美は親友の身体を支えるべく駆け寄る。
とにかく今できることは――。
そんなことを考えている暇さえもなかった。
無我夢中で首を吊っている親友へと駆け寄ると、少しでも首へと掛かる負担を減らそうと身体を持ち上げようとした。
「世以子、そんなに動いたら……助けられないっ」
咄嗟に首を吊っている世以子に抱き寄るも、必死になって藻掻いている人間の身体というのは想像している以上にやっかいなものだった。
身体を支えようにも暴れるし、その暴れかたや脳のリミッターが外れているのか、容赦なく直美の顔面を蹴飛ばそうとする。
「ぐるじっ……っ! 息が、でぎな……かはっ!!」
だがこうしている間にも世以子は一歩ずつ死への階段を昇っている。
世以子自身も生への執着があるのか、首に食い込んだロープを外そうとしているようだった。
だが、隙間無くミッチリと絞め付けているロープを外すことは容易ではなく、首にはいくつもの紅い爪痕が残っていくだけだった。
「だずげで……な、お、びぃ……っ、だ、ず、げ、でぇ……!!」
ビクン!
…………ピーン!!
「お……っ、お、げぇ……!!」
吊り上げられた女体が、明らかに今までとは違った痙攣に波打った。
ただ暴れていただけだったのが、筋肉がつっぱったかのように引き攣りだす。
それに生温かいよだれの雨がポタポタと直美の頬を濡らしていった。
「世以子、あんまり暴れたらイヤだからね!」
もう既に残された時間が少なくなっているのだろう。
どんなに蹴られても構わない。気にしてる場合じゃない。これ以上親友が傷つくところを手をこまねいて見ているだけだなんて。
直美は蹴られるのを覚悟して世以子の身体にしがみついた。
天井の梁から結ばれている世以子の身体は、ちょうどお尻を抱き上げることができる高さだった。
これならちょっとは時間が稼げるはず……。
その隙に世以子が首に掛かったロープを外してくれれば……!
そう思った直後だった。
「ヴヴッ!!」」
ビクンッ!
一際大きな痙攣が世以子の身体を駆け抜けていった。
それでも支えようとするけど……
くたぁ……
あんなにも暴れ回っていた世以子の身体が脱力して、
ぷらーん……。
首筋に紅い傷痕を残していた両手が脱力したのだ。
「…………………………カハッ!!」
圧迫されている喉仏から、断末魔の擦過音が漏れだした。
篠原世以子バッドエンド妄想3につづく
首吊り死体は括約筋が緩み、死してなお大小を垂れ流すから止めとけって教わった
(´・ω・`)
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