体育の時間に気分が悪くなって、保健室に担ぎ込まれた比奈。
だけど詠美と二人きりになった保健室で思わぬ事が……。
ブルマぐちょぐちょの巻。
「比奈ちゃん、かわいい……」
……くちゅ。
ブルマの一番敏感になっている場所に、詠美の指が滑り込んできた。ただでさえ姉さまのショーツを穿いて感じやすくなっている。しかもさっきまで詠美の背中にこすりつけていたのだ
そこに触れられたらどうなるか。
「えあっ」
比奈の口から、言葉にならない空気が漏れた。
小さな身体は何かを堪えるように痙攣し、ブルマの中ではプシッ――何かが弾けるくぐもった音が鳴った。
「あ、ああっ、あ………はぁ~~~」
じゅわぁ……
まるでおもらしみたいだった。
ブルマから染み出した液体は、お尻をついているところを中心にシーツに更なるシミを広げ、それは詠美のお尻にまで達しつつあった。
激しい運動中だったので、ただでさえ頭がぼーっとしている。
刹那的な快感に酔いしれながらも、比奈は困惑せざるを得なかった。
詠美ちゃんって、女の子が好きだったの……?
普段、銀縁のトンボメガネをかけている内気な少女。しかも図書委員で無口なくせに本の話になると急に元気になって止まらなくなる。
そのくせスタイルはよくて胸はEくらいはありそうだし、きゅっとくびれたウエストにブルマを穿いたお尻も出ている。ある意味、反則みたいに綺麗だ。
気づくべきだった。
こんなに良い子に彼氏が居ないということに。
ちゅっ……。
比奈の唇に、詠美の唇が触れた。
昼間の陽光に溢れた保健室。そのシルエットが軽く合わさって、甘い果実をついばむように触れる。
くちゅ……ちゅ……ちゅ……
それはいつしか、唇を味わうかのように貪り合い、呼吸することさえも忘れてしまうほどに。
さらに詠美は舌を入れてきた。
驚いて歯でせき止めてしまう比奈。しかし詠美の舌はやさしく歯をなでていき、警戒心をほどいていく。
ぼうっ、とした意識の中、比奈は口を許してしまと、舌が進んできた。
詠美の舌は、熱く柔らかかった。
戸惑う比奈の舌を絡め取り、呼吸をすることを忘れるほどに。
「ん、ん、んん……ぷはっ………ん……くちゅ……」
「ん……ふぅ……くちゅくちゅくちゅ……」
互いの混じり合った唾液を腔内にたまってくる。それだけじゃなくて、もはや頬やあごの方までどちらのよだれとも分からないほどに濡れていた。
「んん……? ふぅ……」
こくり、
と比奈の喉がなった。
それは透明なビー玉のような味がした。
どこまでも透き通っていて、身体の中に染みこんでいく……。
ブルマの上からでも分かる。
きゅん、と、切なそうに比奈のお股が痙攣すると、新たな愛液がにじみ出し、比奈の背筋がぴくぴくと震えた。
キスだけでいってしまったのだ。
「比奈ちゃん、おもらししてるみたい……」
「違う。おもらしじゃない」
「じゃあ、なに?」
「そ、それは……」
口ごもってしまう比奈。その様子がたまらなく愛おしくて、もう一度だけかるく口を合わせるだけのキスをする。それだけでもシーツの染みは大きくなっていく……。
「ごめんなさい」
名残惜しそうに身体を離して、詠美は接吻を終えた。
「比奈ちゃんがかわいかったから、ちょっとイタズラしたくなっちゃった。比奈ちゃんの好きな人でも無いのに……」
「…………好きな、人?」
「日下……京先輩で合ってるよ、ね……比奈ちゃんの好きな人」
「えっ……」
「いつも図書室で気にしてるから。……さて、と、と……新しい下着、探してくるね」
詠美は立ち上がって、戸棚の中を覗き込みむ……。
保健室特有の薬品が並んだ白く清潔な戸棚。
その一番下の戸棚をのぞき込んで、そして凍りついた。
「? どうしたの?」
比奈が聞いても反応は無い。どうしたのだろうか……。若干ながら比奈が心細くなりかけたとき、ようやく詠美が口を開いた。
「水玉と、花柄どっちがいい?」
一瞬何のことか分からなかったけど、とっさにショーツのことかと思い当たる。だから比奈は少しだけ逡巡して、
「水玉」
と答えた。
「水玉で、いいのね」
ゆっくりと、棚の中から出てきたのは……なんと水玉模様の布おむつだった。
「もう、そのブルマ穿けないよね……?」
詠美の言うとおりだった。
グチャグチャに濡れたブルマは、洗濯でもしないと穿けそうになさそうだ。このまま乾かしてもぱりぱりになりそう。
ここはおむつを穿くしかないのか…………?
寄生蟲11に続く
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