芽生え23
戸惑うイリアをよそに、思春期を迎えた身体は急速に成長していく。
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しょわわわわわわわ……。
「んん……、もう朝なんだ」
イリアが目覚めたのは、自らのおまたをイタズラっぽくくすぐる聖水の感触のせいだった。
身体を起こしておまたを覆っているおむつを見てみると、夜中から何回もおねしょをしてしまってきたのだろう。
おむつは薄茶色に変色していた。
「まだちょっと、出る……」
おまたの力を抜いていくと、ジワリ、おまたが生温かくなっていく。
おむつの中に穿いているショーツはぐしょ濡れで、おまたにペッタリと張りついてきて、それに食い込んできている。
だけどその気持ち悪い感触が、イリアは大好きだった。
勉強もできて、物静かなイリアが、たった一つだけ親にも言えない秘密。
そんないけないことをしていると、なぜだかドキドキしてきてしまう。
「……だけど、なんか物足りない……」
呟きながら、イリアはパンツタイプのおむつを外していく。
露わになったのは濃厚な黄色に染まったネコさんショーツだった。
クロッチには縦筋が食い込んでいてヒクク――ッ、震えていた。
ショーツを脱ぐと、露わになったのはやや赤らんだ縦筋だった。
赤ちゃんのようにツーンとした刺激的な香りを漂わせている縦筋は、産毛さえも生えていないツルツルの不毛地帯だ。
だけど、最近おまたがぽってりしてきたような気がする。
「今日もまだ生えてない……はあ……」
おまたを見つめながら、イリアは憂鬱げなため息をついてしまった。
早い子だったら、修学旅行のときにはもう生えていた。
そんな子たちを、イリアは大人っぽいなと思いながら眺めていたものだ。
「早く生えてこないかなぁ……」
イリアは憂鬱げなため息をつきながら、ショーツを降ろして行く。
ヌル……ッ。
クロッチの裏側には、ハチミツのような粘液がベッタリとこびりついていた。
外側にまでは滲み出してきてはいなかったけど、ネットリとした蜜は、時間が経ったからか茶色く変色していた。
「なんなんだろう……。下り物……、とはちょっと違うと思うけど」
ジーッと見つめていても、しかし答えが出るはずもなかった。
気がつけば、いつも登校する時間になっている。
早くおねしょの後始末をしなければ、メイドのマリアさんに怒られてしまう。
「早く着替えないとっ」
イリアはウェットティッシュを手に取っておまたを拭き――、
チリリッ!
「んんっ」
微弱電流にビックリしてしまうけど、その刺激から目を逸らすように新しいショーツを穿いた。
あとは制服に着替えて、ツインテールにしていき……、
「よし、今日も一日頑張っていこう……っ」
姿見の前で控えめにファイトポーズをとると、イリアの日常はゆったりと流れ出していく。
だけど、いつもと同じように見える日常も、こうしている瞬間にもイリアの身体は性徴しているのだ。
いつもの刺激では満足できなくなりつつあるイリアの秘筋は、朝からだというのに、イリア自身が気づかぬうちに熱く濡れていた。
つづく
拍手ボタンでコメントを送ってくださった1人の方、
Ci-enでフォローしてくださった方々、ありがとうございました。
もうちょっとだけ頑張ることができそうです。
エクスカリバーは打ち切りギリギリらしいので応援して頂けたら嬉しいです。
人生初の吐血しながら書きました。
胃から出てくる血って、ドス黒いんですね(´・ω・`)
吐きながらビックリしてしまいましたw
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