芽生えも無事に最終回を迎えることができました。
これもひとえに皆様の応援があったからです。
ピクシブに鳴海也さんに描いてもらったイリアのイラストを上げておきます。
→pixiv
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それでは、芽生えの最終回を楽しんでもらえたら嬉しいです!
「ふっ、ふう……っ」
ゾククッ!
ジュワリ、ショーツのなかに背徳的な温もりが広がると、背筋を冷たい電流が駆け抜けていく。
同じショーツを穿いての、二度目の失禁――。
粘液塗れになっている黒タイツから、サラッとしたレモン色の聖水が滲み出してくる。
「あっ! あっ! あっ! ふぁぁぁ……。やっぱり、お小水のほうがあったかくてきもちいーの……」
ぷしゅ、じょぼぼ……ッ、
しゅいいいいいいい……。
イリアは背徳的な温もりに身を委ね、まなじりをトロンと下げる。
おまたもお尻も生温かい手で愛撫されて、イリアは官能の大海へと身を投げ出している。
「ほふう……。おまた、あったかいよぉ……。んっ、んんん!?」
プッシュウ!
股間が急に震え上がり、イリアは勢いよく聖水を噴き出してしまう。
その勢いたるや、クロッチと黒タイツを突き抜けて、一メートルほど聖水が飛んでしまうほどだった。
足を投げ出すようにして、ぺったりとお尻をついて座っているから、その様子が余計はしたなくみえてしまう。
だが、今のイリアにはそんなことを恥ずかしがっている余裕さえもなかった。
「んんん!? ふぁっ、ふあぁぁぁぁぁッ! なんかおまた痺れて……ウウッ! 変なの、きちゃうっ! 飛んじゃ……ううー!」
コリッとした感触をショーツ越しに感じ、イリアはその部分へと指を食い込ませていく。
すでに包皮を脱ぎ払って、コリコリに勃起しているクリトリスを刺激すると、稲妻に打たれたかのような電流が全身を駆け巡っていく。
「うっ、ううー! ギュッてすると……はうう!」
クリトリスを押し潰すように、それでいて円を描くように刺激していくと、甘美な電流に秘筋が震え上がり、内股までもが小刻みに痙攣し始める。
「な、なにこれぇ……っ。勝手におまたが痺れて……ッ、脚に力が入って……んんっ」
ヒクンッ! ヒククンッ!
縦筋が痙攣するたびに、内股までも歪に痙攣する。
黒タイツに覆われた太股からは、しっとりと汗が滲み出して、ムッとしたフェロモンを漂わせている。
だが、そのことにイリアが気づくはずもなく、なにも知らない少女は戸惑いながらも、官能の深いところにまで指を食い込ませていった。
「あううっ、うううっ、はうう……っ」
小水に濡れていた秘筋は、少女の秘蜜によって濡れそぼり、小水でできた湖はネットリとした泥沼と化している。
「はうう……っ、はっ、はひぃっ」
イリアは無意識のうちに、なのだろう。
犬のように舌を突き出していた。
犬は、体温が上がりすぎると舌を出して熱を冷まそうとする。
今のイリアが、正にそうだった。
舌を突き出し、荒い呼吸によって体温を下げようとしているのだ。もちろん、イリアにその気が無くともだ。
「はぁ、はぁ、はぁぁぁ! あっ、あひ! おまた熱くなって……ッ、ピリピリするよぉ!」
舌を突き出している口からは、ブワッとヨダレが溢れ出し、整った輪郭を伝って制服を汚していく。
すでにワインレッドのスカートも、イリアの汁によってビタビタに濡れそぼっている。
もう、ここまで興奮してしまうと、後戻りできないのだ。
そしてイリアの指先の動きも止まることはなかった。
「ううっ、も、もう……! 飛んじゃう……ッ、なにか、大っきいの……きちゃ……うう!」
ぷっしゃあああああああ!
――その瞬間。
イリアの秘筋が引き締まり、内股がピーンと張り詰めると、やや白濁した透明な粘液がクロッチから噴き出してきたではないか。
イリアは、初めてのオナニーだというのに、潮噴き絶頂してしまったのだ。
「んっ、あううううう!? ふあぁぁぁぁぁぁ!! んっ、ふう! ふうう! ふううううぅぅぅぅ!」
プシュッ、プシュッ!
プッッッシュウウウウウウウウ!!
「ふうっ、ふうっ! ふううう!」
イリアが息むたびに潮が噴き出し、小さなお尻がガクガクと震える。腰が震えるたびに、イリアの秘筋からは熱い潮が噴き出していった。
やがて、初めての官能的なダンスも落ち着いてきて――。
「はうう……。なんか、凄かったよ……。おまた、キュンキュンして、熱くって……、トロトロしたのが、こんなに溢れ出してくるなんて……はううっ」
キュンッ、
思いだしたかのように秘筋が痙攣すると、ジュワッと蜜が溢れ出してきた。
気がつけば、タイツもスカートもネットリとした蜜でグショグショに濡れていて、輪郭から伝い落ちたよだれで胸元も汚れてしまっている。
「こんなに夢中になってたなんて……」
汚してしまった洋服に後悔するけど、それでも確かに言えることがあった。
「おまた……、気持ちよかったの……」
くちゅ、くちゅちゅ……。
ルビーのように燃え上がった、いまだ官能が燻っているクリトリスを名残惜しそうにくすぐると、イリアは小刻みに身体を震わせる。
それは自慰という言葉さえも知らない少女が、官能の大海へと漕ぎだしていった瞬間だったのかも知れない――。
☆
(もうお尻のほうまでヌルヌルになっちゃってる……)
座学の授業中、イリアが座り直すと、すでに黒タイツに覆われたお尻は蜜が染み出していた。
もしかしたらワインレッドのスカートには、お尻の染みができてしまっているかもしれない。
(早く、おトイレ行きたいな)
もうそろそろ授業が終わるころだと思いながら教室の時計を見上げると、ちょうどチャイムが鳴ってくれた。
六時限目の授業だったので、ほどなくして帰りのショートホームルームが始まって、ザワザワと落ち着かない放課後になる。
(やっと、できるよ……)
イリアは心の中で呟くと、誰にも気取られないように静かに席を立つ。
行き先はもう決まっていた。
一番近くの女子トイレの、一番奥の個室。
イリアはその個室に入っていくと、すぐにくぐもった水音が聞こえてくる。
放課後は我慢していた尿意を放つ……。
それが、無口な少女の秘密の日課になっていた。
おしまい
ここまでおつきあいいただきありがとうございました。
商業ではあまりにもマニアック過ぎて売上が悪く、次の本を出すことができない状況ですが、
なんとかブログでは完走することができました。
いつまで小説を書いてられるか分かりませんが、できるだけのことはやっておきたいです。
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