個室の中で陽が暮れるのを待つ小町。
吸水ポリマーに水分を吸い尽くされた下痢が、めったりとまとわりついてくる。
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こうしてどれくらいの時間が経っただろうか?
ただでさえ暗い個室に確かな闇が忍び寄ってきて、外から夕方5時を知らせるチャイムが聞こえてくる。
カラスの哀しげな鳴き声が飛び去っていき、子供たちの走り回る音が聞こえなくなったころ……未だ小町はおむつを穿いたまま和式便器にまたがり泣き続けていた。
おむつは既に冷え切っていて、内側から茶色く染め上げられ、長時間に渡り吸水ポリマーに水分を吸われた下利便は、さらに不快にまとわりついてくる。
少しでも動くと、
めったり、
とした感触がお股のあいだに感じられた。
「……気持ち悪い……よぉ……ふぁ……」
言いつつも、小町はぶるりと震えると、
しょぽぽぽぽぽ………
力なくおしっこを垂れ流しにしてしまう。
もう、お股が我慢することを忘れてしまったみたいだった。
* * *
「もう……誰もいない? ………いいよね……」
外の気配を察し、小町が立ち上がろうとしたときだ。
むにゅっ
ずっと座ったまま下痢を漏らし続けていたので、開かれた尻肉で下痢を挟み込む形になってしまう。ただでさえポリマーに水分を吸い尽くされた下痢は不快な弾力を持ち、お股で挟み込むと奇妙な弾力でもって小町を責めているかのようだ。
「ひぃ………」
あまりの不快感に尻肉を閉じることができずにへっぴり腰になってしまうけど、ここで立ち止まるわけにはいかなかった。
一歩……個室のドアを開け、外に誰もいないか確認してから踏み出す。
すでに陽は暮れ公園の時計を見ると夜の7時を過ぎていた。夜空には小町なんて関係無しに星が瞬いていた。
「あっ………うゎ………」
黒髪おかっぱの少女はへっぴり腰になりながらも、何とか水飲み場にまで辿り着く。
家まで、今のままでは歩いて帰ることは出来ないだろう。なぜなら……少女はスカートをめくり上げると、そこには、茶色く染まったおむつから下痢が漏れ出して、内股を伝い落ちているところだった。
「どうしよう……お股、ムズムズして………痒くなってきちゃったよぉ………」
不安げに呟く少女。
それはどうしょうもないくらいのオムツかぶれだった。だけど救いの手をさしのべてくれる人は誰一人としていない。
少女を見下ろしているのは、ただ無慈悲に輝く三日月だけなのかも知れなかった。
次回、水飲み場。
おむつ少女27につづく
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