姉さまのショーツを穿いたまま紺色のブルマの体操服に着替えた比奈。
今日の体育は長距離走。
ブルマの中は汗と愛液で濡れそぼり、息も絶え絶え走るハメになってしまう。
その途中で転んでしまった比奈は、友人の詠美にブルマのことを気付かれてしまい……。
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「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
走っても走ってもゴールが見えない。ゴールだと思っても延々とグラウンドを周回させられる。
紺色のブルマの中が洪水になってしまったかのようだ。
ネッチャリとした愛液に加えて汗で蒸れ、動くたびに内股に粘液が垂れてきそうになる。
背筋を、一筋の汗が流れていく。
それは腰を落ちていくとブルマに染み込んでいった。
いつもよりもブルマが重く感じられる。今頃、中はどうなっているのだろうか。長距離を走っている汗に加えて、朝から何度も達しかけている愛液で凄まじいことになっているに違いなかった。
(痒い……むず痒いよ……姉さまのショーツが擦れてるのぉ………んぅ!)
喉が渇く。
息が苦しい。
身体が熱い。
今にも掻きむしりそう。
ブルマの上からでもいいから触れることが出来ればどんなに気が晴れることだろうか。
……姉さまのあそこが動くたびに擦れてくる……。
……走りながらもそんな妄想に耽っていたときだった。
姉さまのあそこを覆ってきたショーツ……。
「大丈夫?」
突然、後ろから声を掛けられて現実の世界に引き戻された。
後ろから、おぼつかない足音が近づいてくる。
比奈の後ろを走っている生徒なんて片手で十分なくらいしかいない。
だから、この時も誰なのかすぐに分かった。
「詠美ちゃん?」
振り返ると、やっぱり予想通り詠美が息を切らしながら追いかけてくるところだった。
見るからに運動神経が悪そう。比奈の後ろを走ってるのは詠美くらいなものだ。
「はぁ、はぁ……比奈ちゃん、大丈夫? さっきから苦しそうだよ」
顔を真っ赤にして心配される。そんなに様子がおかしかったのだろうか。
「うん、後ろから見てたけど、今にも倒れそう……体調、あんまりよくない?」
そんなに前にうつむいていたのか……。
何か喋らないと。
気付かれてしまう。
一言でも良い……。
考えながら走っている間にも、比奈の足は疲労で上がらなくなっていて、地面に擦るかのように走っていた。
焦っていたものだから、足元に転がっていた石に、気付くのが遅れた。
「あっ――!」
一瞬にして地面が近づいてくる。何とか手をつくも、右ひざも一緒についてしまった。
次いで、少し遅れてから熱い痛みが襲ってきた。
膝を抱えて見ると、皮が擦りむけて赤い内側が空気に晒されていた。
そこに砂が刷り込まれていて、ジュクジュクと血が滲み出してきている。
「比奈ちゃん!」
大丈夫?
詠美が駆け寄ってくる。比奈の身体に寄り添ってくる……
「だ、駄目ぇ……」
比奈の、うめくような嘆願。
しかし身体の反応は違った。今の比奈には痛みさえも狂おしいほどの快感に変換されていたのだ。
――ぷしっ、ぷしっ、ぷしっ!
「っ、っ、っ~~~~~~~~~~!」
ブルマの中に粘液がはじけた。
引きつるように震える比奈の背中。
声は出せない。出せないが、今にもおしっこまで漏らしてしまいそうだった。ここで漏らしたらお終いだ。なんとか我慢しないと……。
詠美の視線は、水音を追ってブルマに吸い寄せられていく……。
寄生蟲9に続く。
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寄生蟲8
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