比奈は長距離走を走っている途中に気分が悪くなり、保健室に運ばれることになる。
だけど、友達の詠美におんぶされると、ブルマが背中にこすり付けられることになり……。
「だいじょう……!」
声を掛けかけて、はっと詠美は息を飲んでしまう。そして視線が比奈の股間に釘付けになった。
比奈も、恐る恐る自らの股間に目をやる。
ブルマの中心部からお尻の部分までヌラリとエナメルのように滲んでいて、内股もお風呂上りみたいに真っ赤に上気していた。
ブルマだけでは覆い隠せない、お股の痙攣。ヒクヒクと痙攣するたびにじゅわりと液体が滲み出してくる。
駄目だ、……もうごまかせない。
お股に両手を当てて隠そうとするけど、時既に遅しだった。だけど濡れたブルマに両手を当てるのって何かおかしくないか。まるで自慰ではないか。
「み、見ないで……」
そんな自分の取り返しのつかない格好を想像してしまい、惨めな気持ちで一杯になる。 なにやってるんだろう。涙が出そうになった。見なかったことにしてくれたならどんなに気が楽になることだろうか。
「比奈ちゃん……保健室、行こ?」
一瞬、聞き間違いかと思って、聞き返してしまう詠美の声。
「……え?」
「立てる? 早くしないと誰か気付いちゃう……それとも……立てなそう?」
ぐっ 比奈は脚に力を入れてみる。だけど膝から力が逃げていくようだった。それに無理に力を入れようとすると漏らしてしまいそうだ。そんな様子を見て取った詠美は、しゃがんで背中を向ける。
「おんぶしてってあげる」
「で、でも……」
そんなことしたら詠美の背中を汚してしまう。
「いいから、そんなこと」
「うう、ごめんなさいっ」
謝りながら詠美の背中に負ぶさったときだった。
ぐしょ………。
既に許容量を超えていたブルマを詠美の背中に押し付けてしまう。
それだけならまだしも……「ふぅっ」
思わず漏らしてしまった熱い溜息が、詠美の首筋に当たってしまった。
「あ、ご、ごめんなさい」
「……いいよ」
呟いて、詠美は立ち上がった。落ちないようにと比奈は背中にしがみつく。するとチロルチョコのような乳首が背中に当たってしまった。
詠美が一歩歩くごとに、密着した身体が擦れる。ブルマから染み出した愛液が、詠美の背中にしみこんでいく……じゅわり、と……。
ただでさえ長距離を走っていたのだ。自然、息が荒くなっていく。
「はぁ………はぁ………はぁ………」
ブルマの中は汗と愛液でドロドロになり、さらに背中にこすり付けられて快感をむさぼろうとしている。もう、自分の身体では無いみたいだ。きっと、ブルマの中はもちろん、もう白い体操服は大変なことになっているに違いない。
そのことも詠美は気付いているらしく、段々とうなじが赤みを帯びてきた。
それでも何とか砂漠のように感じられたグラウンドを横切り、校舎に辿り着く。
「……トイレ、じゃ無いよね?」
こっそりと呟く詠美の声。それでも授業中で静まり返った廊下に響く。比奈はコクリと頷いた。
「じゃあ、保健室だね」
ガラガラと保健室の扉を開ける。
保健室には誰もいなかった。
保健の先生も、寝ている生徒さえも。
詠美は、比奈をベッドの片隅に降ろす。
もわっ……。
身体を離した途端に立ち上ってくる、生臭い蒸気。
ブルマの状態は最悪だった。
ここに来るあいだにずっとこすり付けていたのでグショグショに濡れて、いまも熱い液体が滲んでいる最中だった。
ブルマが食い込んで痙攣し、もうベッドには丸い染みが出来つつあった。
なんともいたたまれない気分になる。
詠美の背中にも、それと同じもので丸く染みができていた。
べったりと濡れそぼり、背筋に張り付いて肌色になっている。
いや、少し桃色がかっているだろうか……?
「比奈ちゃん、可愛い……」
恍惚とした表情を浮かべ、詠美がベッドの隣に、寄り添うように腰掛けてきた……。
あれ、
なにかおかしくない?
比奈が思うのと、詠美の手が熱いブルマに触れたのは同時だった。
寄生蟲10に続く
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