まじめで不器用な三つ編み少女クララは、授業中に名指しされて立ったまま公開おもらしを始めてしまう。
かわいそうで不器用な少女だけど、だがそこがいい。
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名指しされてしまったクララはゆっくりと立ち上がった。
本来ならばおもらししたおしっこはショーツを透過して落ちていくはずだが、今のクララの股間には失禁パットがセットされている。
立ち上がるとおしっこを吸収した失禁パットが質量を帯びているようだった。
(やだ……少しでも乱暴に動いたら溢れてきちゃいそう……で、でもぉ……)
ここはばれないように振る舞わないと……。
それでもクララは耐えきれずに内股になってしまう。
じゅわっ……パットからおしっこが滲み出してくる感触。
思っていたよりもその量は多かったらしく、ショーツに染みだしてきて内股がくすぐったくなってしまう。
(いや……ばれちゃう……)
今まで椅子に押しつけていたからちょっとは我慢できていた。
でも立ってしまった今では、少しずつ我慢しきれない生暖かい液体が柔筋から漏れ出してきている……。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
我慢のしすぎでお股の感触が無くなっていた。膝頭も震えて普通に立っていることもできない。
そんなクララに、アメリアは容赦なく言い放った。
「連想クイズよ。ヒントは4つだから、慌てずに問題は最後まで聞いてね」
(よ、寄りによって連想クイズ……最後まで問題を聞かないと……)
「ヒント1:『風と光とニ十の私と』」
「ヒント2:『夜明け前』」
「ヒント3:『不連続殺人事件』」
「ヒント4:『堕落論』『白痴』」
「さあ、このヒントから連想できる作家は?」
「えっ……」
切迫感に頭が一瞬真っ白になってしまう。
連続殺人事件? 夜明け前? 海外の推理作家だろうか?
いや、でも堕落論はどこかで聞いたことが……はぅっ!
不幸だったのは、クララは尿意を我慢するあまり頭が回転していなかったことだ。
普段なら分かることでも、切羽詰まった少女にとって、一度忘れてしまったことを思いだすのは酷なことだった。
(も、もう……き、………………き)
気持ちいい。
尿意を我慢するあまり、膀胱は絞めつけるように痛いはずなのに、一瞬だけ尿道が緩んだときの軽失禁に脳が快感を覚え始めている。
「く、くうううぅぅううう~~……」
歯を噛みしめ、切なげな声が漏れた。もう、トイレまで歩くことさえも出来ない。
キュン、キュンキュン……ッ
切なげに秘裂が痙攣すると、プシュッと潮を吹くようにおしっこが噴き出す。
プシュッ……プシュッ……
「あぁ……もう……」
もう……ダメ……
ふっと偽りの快感に、ほんの一瞬だけ身を任せてしまった。それはクララの心が折れた瞬間だった。
じょ……じょぼぼぼぼぼぼ………
内気で不器用な少女は、授業中に立ったままおもらしをはじめてしまったのだ。
(あぁ……で、出てきちゃってるぅ……パットが生暖かくなってぇ……い、いやぁ……)
幸か不幸か、漏らしだした生暖かい液体は失禁パットに吸収されて、端から見れば、クララは恍惚とした表情を浮かべて、ボーッとしているようにしか見えなかった。
だけどそれも時間の問題。
じょぼぼ………
ぷっ、しゅいいいいいぃいいいい………
我慢し続けられていた女の子のマシュマロの間から溢れ出すレモン汁は止めどなく溢れてきており、その全てをパットで吸水するのは不可能だった。
そしてそのときは突然訪れ………。
ぱた、ぱたぱたぱた………
内股で立っている少女の床に、大量の雫がこぼれ落ち始める。
漏らしはじめではない、本格的におもらしが勢いづいた……言うなれば、それはダムが決壊するのに似ている。
失禁パットによってせき止められていた水流が一気に流れ落ちてきたのだ。
ぱた……ぱたたたたたた………
じょぼぼぼぼ…………しゅううううううう………
ショーツの脇から、生暖かい水流が決壊し、柔らかい内股を幾筋にも枝分かれしてくすぐっていく。
靴下も、靴の中にも生暖かい液体で満たされてその中でさえも一杯になると、床に広がっている水たまりと合流しクララは更なる恥辱の海へと沈んでいくかのようだった。
周囲がクララのおもらしに気付き始めた。
無理もない。教室では有り得ない濃密なアンモニア臭が漂っているのだ。
そんなクララに、アメリアは妖艶な笑みを浮かべて言い放つ。
「あら、クララちゃん、この年になっておもらし?」
「い、いやぁ……」
かくり、
カクカクと自らのおもらしを笑っているヒザにつられてクララは脱力してしまった。
ぐじゅっ
パットから新しい液体がはじけ飛ぶ。
そんなクララを更なる悲劇が襲った。
勢いよく座ってしまった少女の身体を、椅子は受け止めることは出来ずに……そのまま後ろへと倒れてしまったのだ。
「あぐぅ!」
けたたましい音が教室中に響き渡り、クララは後頭部を思いきり打ち付けてしまう。鼻の奥に血の臭いを感じたのも一瞬。クララの視界は赤から黒へと転じ、少女の意識は閉ざされた。
後に残るのは、まんぐり返しの状態で気を失ってしまったクララの身体……気絶して緩みきった括約筋からは止めどなく汚水が溢れ続け、スカートが捲れ上がって丸見えになっているショーツはレモン色に染まり……そこにはびしょびしょに濡れて力尽きた失禁パットが無惨にも会陰付近に張り付いている。
ぷしゃああああああぁぁぁぁ…………
せめて気絶できたことが幸福だったのか。
意識を失った少女は惜しげもなく股間をさらし、生暖かい液体の噴射はまだまだ終わりそうになかった。
重たいかぼちゃ12につづく
そろそろ一ヶ月分のフラグを噴射するときが近づいて参りました……。
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重たいかぼちゃ11
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