けいおん・澪のおしっこおもらし。
その後処理の巻。ショーツをギュー><
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「下着、気持ち悪い……」
おもらしを終えると、生温かくて気持ち悪かったショーツは、あっという間に冷えだした。それはおもらしという失敗をした澪を責め立てているようでもある。
ひく、ヒクヒク……
ショーツが張りついて浮き上がった秘裂は、おしっこを我慢している残滓か虚しく痙攣しているばかりだった。
ふっくらと、女らしく膨らんだ恥丘。
それが無惨にもおもらししたショーツに浮き上がっている。
子供のころだったら、このまま泣き叫べば誰かが助けに来てくれただろう。
だけどここで泣き続けるわけにもいかなかった。澪はもう子供じゃないのだ。
少しでも動くと、上履きがおしっこの海に波紋を作り出す。
跳ねないように、慎重に。
「ぬ、脱げにくい……」
黒ソックスと上履きを汚さないようにして、慎重にパンツを脱いでいく。
濡れた布きれは内股に幾筋ものおしっこを残していくし、脱げにくかった。
やっとの事でパンツを脱ぐ。
白と水色のボーダーショーツは、鮮やかなレモン色に染め上げられていた。
それを今度は流しへ持って行き……、
「う、うぅ~」
自分の失敗を見せつけられるみたいで、これだけはやりたくなかったけど……、
「ギュッ!!」
じゅわ……。
ビシャシャシャシャシャ!
普段はベースを弾いている白魚のような、それでいてどこか力強い指……、
その隙間から、生ぬるいおしっこが大量に溢れ出してきたではないか。
両手からアンモニア臭が立ち上る。
それでも力を抜かずに、雑巾のようにショーツを絞り上げていくと、あっという間にパンツは軽くなってくれた。
それがせめてもの救い……さあ、早いところショーツを洗ってしまわなければ。
そうすれば、下着が気持ち悪いだろうけど匂いでばれることもないだろう。
そう思って水道の蛇口をひねる。
が。
「あ、あれ……」
「おい、うそだろ!?」
思わず蛇口に向かって叫んでいた。
キュルキュルと、どんなに蛇口をひねろうとも水が出てくる気配はなかったのだ。
キュル……。
ついには蛇口はめいっぱいに開かれてしまう。
だけど水は一滴たりともでてこなかった。
パニックになりそうな思考で、少しでも冷静になって考える。
そして、今朝のショートホームルームで、そういえば今日のトイレの修理中は、水も一緒に出なくなると言われたことを思いだした。
でも、今頃になって思いだしても後の祭りだ。
「そ、そんな……」
残された道はただ一つ。
お気に入りのパンツを捨てて行くのはあまりにも忍びなかった。
「大丈夫、ちゃんと絞ったもの……」
だが、絞ったとはいえ、おしっこが染みついたパンツは冷たくお尻に張りついてくる。
やっとの事で穿くと、あそこの筋にもペッタリと食い込んでくるみたいだった。
「まだ昼休みなのに……」
何事もなかったかのようにトイレから出る。
それでも、
ピトッ。
(か、痒い……)
モジモジと内股を無意識のうちに擦り合わせてしまっていた。
きっとおしっこで濡れたショーツは、帰るころには秘裂を赤くかぶれさせていることだろう。
早く、一年生のトイレに行って洗えばいいことだけど、考えてもみればただでさえ混んでいる女子トイレで、パンツを洗える度胸なんてなかった。
ベースのような自らの鼓動を感じながら、教室へと向かうしかないのだ。
「大丈夫、ばれない、ばれない……」
そう言い聞かせながら、真っ赤になって歩き出した澪だけど、短いスカートが舞ったそのあとに、数瞬遅れてアンモニア臭が漂っている。
そんなことも知らずに、澪はショーツがお尻に張りついてくる感触に赤面しながら過ごすことになった。
だけど澪は気づいていなかった。
明るい色のスカートのお尻の部分に、くっきりと暗いヒップラインの染みが浮かんでいることを……。
それに。
キュルル……。
冷えはじめたショーツは、早くも澪のお腹を冷やしはじめていたのだ。
『学園アイドルの失態』
完
まだ、午後の授業は2時間残ってる……。
次回、授業中の教室で下痢おもらし…とか。
【けいおん・澪】失態の連鎖につづく
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