コープスパーティー ブラッドカバーリピーティッドフィアーの二次創作。
あのシーンを見てからというもの、もうちょっと詳しく妄想してみたくなった。
以前、某所にUPしておいてほとぼりも冷めたかと思うのでブログに再掲載なので、読んだ人はゴメンナサイ。
閲覧のさいにはグロ注意。
参考画像はこちらから
まさかPSPで首を吊って失禁するシーンがあるとは…。
「さっきはあんなに酷いこと言っちゃったけど……」
歩を進めるたびにギシギシと廊下が軋む。
しっかりと足元を見ていないとぽっかりと空いた穴に落ちてしまう……細心の注意を払いながらも、中嶋直美は不気味な木造校舎を急いでいた。
そこは直美が知っている校舎ではなかった。
いや、校舎ということさえにも違和感を感じる『異空間』と言うべきものだった。
いくつもの時間が経った腐乱死体が転がり、窓を開けても空間が固定されてしまったかのように微動さえもしない……、
いうなれば、この校舎は、取ってきた獲物を閉じこめておこうというような……監獄のような場所だと直美は感じ始めていた。
急な地震に襲われて目が覚めたときにはこの特異な空間へと閉じこめられていた。
いくつもの死体を見て、正体も分からない黒い影にも襲われた。
知らぬ間にプレッシャーがかかっていたのだろう。
気がつけば、さっきまで一緒にいた親友……世以子に酷いことを言ってしまっていた。
「世以子に謝らないと……」
呟きながら、軋む階段を一段ずつ踏みしめながらも昇っていく。
もう荒廃が激しい木造建築の校舎のほとんどを探した。
しかしあるのは死体ばかりで世以子の姿は見あたらなかった。
もっとも、世以子が死体の仲間入りをしていなければの話だが……。
腐乱死体や白骨死体を見たくないと思いながらも、もしかしたら親友かもしれないと一つ一つの顔を確認していかなければならなかった。
「世以子……いない……どこに行ったの……?」
後に残るは……。
呟きながら階段を昇って行き着いた先。
そこには、
『厠』
とだけ書かれた札が吊されていた。
電気もつかない女子トイレ……しかもいつ掃除されたか分からぬほどに異臭が立ちこめている。
果たしてそれは排泄物の匂いなのか、それとも腐乱死体の放つ匂いなのか……確かめることさえも恐ろしい。
「でも、ここが最後だし……」
それでもさすがに真っ暗なトイレに1人で入るのは躊躇ってしまう。
トイレの入り口から、目をこらして中の様子をうかがう……。
暗くてよく見えないが、トイレの個室の上から、天井の梁にロープがぶら下がっているようだった。
(中にも死んでる人がいるんだろうか……)
イヤだな、と思いながらも万が一という可能性も捨てきれない。
躊躇いがちに、ゆっくりとトイレの個室のドアノブに手をかけようとした、
その時だった。
ガタンッ!!
勢いよくなにかが引っかかるような音と、ピンッ! 天井からぶら下がっているロープが琴線のように張ったのは。直後、
「ガハァッ!!」
大量の口角とともに発せられたであろう悲鳴が個室からきこえてきた。
その個室はドアが閉まっていて中を確認することができない。
ただ、中で暴れ回っているのかドンドン、木製の壁を叩く音が響き渡る。
自分が以外は生きているものの気配を感じ取ることのできぬほどの静寂を破る乱暴な音。
一瞬何が起こっているのか分からずに思考がパンクしてしまう。
バッドエンド妄想2につづく。
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