なんとか家に辿り着いた奈緒。
だけど、うんちおもらしをしてしまって、ネットリと貼りついてくる熱い感触に、変な気持ちになってしまい……。
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……モワッ。
「うぅ! ……い、いやぁ……っ」
口では否定しながらも、ゆっくりと穿くタイプの紙おむつを下ろしていく手は止まらなかった。
鼻をつく醜悪な香り、そして茶色いペーストが少しずつ露わになっていく。
ねちょぉ……。
静まりかえったトイレの個室に、微 かに卑猥な音が響いた。
パンツタイプなので、どんなに慎重に下ろしていっても内股に下痢がついてしまう。
そんなおむつの内側……、
「ひぃ……っ」
その惨状を目にして、奈緖は言葉を失ってしまった。
一言で言うのならば水を入れすぎた具無しのカレーと言えば良いだろうか?
それがおむつの内側に溜まっている。
そして茶色い便汁はおむつに吸収されて、汚らわしくおむつを膨らませていた。
ツーン――、
「うぅ……臭い、凄いにおいだよ……」
あまりにも酷い臭いのせいで涙が零れてきそうになる。
こんなにも臭くて汚いものが身体に詰まっていただなんて。
思わず目を背けてしまう。
だが。
目を背けながらも。
「……ふううぅぅぅ」
奈緖は深いため息をつくと、再び紙おむつを上げてしまっている。
まるでなにかに取り憑かれたかのように。
ねちょぉぉぉぉ……
「んっ、んんうぅぅ~~~っ」
これ以上無いほどに穿きこみ深く。
おへそを隠して、更にその上までおむつを上げる。
一度下ろして冷えていた下痢がおまたに食い込んでくると、ゾクゾクと甘い感触に背筋が震え上がってしまった。
「うぅ……、柔らかすぎて……力が……っ」
腰が立たずに、身体を丸めるようにして膝を抱えてしゃがみ込んでしまった。
そんな身体はかすかに震えてしまっている。
まるでひゃっくりを繰り返すかのように。
「あっ、あっ、あっ……はぁぁぁぁ……うんち、柔らかいの……気持ちいい? 気持ちいいの……?」
ネッチャリとした感触にお尻が包まれる。
おむつの上から手をあててみる。
最初は撫でるように。
次第にその手はぶよぶよに膨らんでいるおむつにめり込んでいく。
おむつのなかの熱い流動体がお尻を撫で回し、そしておまたへと食い込んでくる。
グジュ、グジュ、グジュ……ッ
「おむつ……凄い……おむつ凄いよぉ……っ、こんなにおもらししたのに全部受け止めてくれるなんて……はぁぅっ」
膝をギュッと抱えて、お母さんのお腹にいる赤ちゃんのように身体を丸める。
するとなんだかとても懐かしい気持ちになれる。
「うっ、うううぅっ、ヴヴ!!」
そんな丸まった奈緖の背筋がプルプルと小刻みに震えると、ジュワリとおまたが生暖かくなった。
「はあぁ……気持ち……良かった……うんちおもらし……すっきりして……気持ち良かった……よぉ……」
奈緖は深くため息をつくと、甘い感触を味わうかのように、ゆっくりと瞳を閉じた。
シュイイイイイイィィィィィィィ……。
弛緩した奈緒のおむつの中から、くぐもった水音が聞こえてくる。
だが生温かいせせらぎが溢れ出してくることは決して無かった。
おむつは、奈緒の失敗の全てを受け止めてくれたのだ。
☆
こうして奈緒には誰にも言えない秘密ができた。
体育がない日は学校におむつを当てていく日。
授業中に、そして放課後にこっそりとおもらし遊びをする日。
こうしている間にも思春期の女の子のお尻は少しずつ大きくなっている。
そう、今こうしている瞬間にも……。
おしまい。
最後までおつきあい頂きありがとうございました。
中学生の女の子の誰にも言えないお話、いかがだったでしょうか。
楽しんで頂けたら幸いであります。
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誰にも言えない17(最終回)
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