毎晩のようにおねしょしてしまうイリアは、寝るときはパンツタイプの紙おむつを穿いて寝ることにしていた。
だがおもらしの背徳的な感触に目覚めてしまったイリアは、おもらしショーツを穿いたまま、その上からおむつを穿いていく。
おねしょ回。
人気ないかな(´・ω・`)??
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イリアはその袋から一枚の紙おむつを取りだす。
ピンクの花柄模様があしらわれていて、最初のころは紙おむつを穿くのなんて嫌だったけど、今ではすっかりイリアのお気に入りになっている。
ショーツタイプで、おねしょ癖のあるイリアはいつも寝るときにはおむつを穿いて寝ることにしていた。
このことをパパもママも知っているし、メイドも知っている。
だけど、ここにもイリアの誰にも言えない秘密があった。
「おむつ穿いて寝ないと……ね」
イリアは、ショーツタイプの紙おむつに、ゆっくりと脚を通していく。
……おもらし遊びに濡れそぼったショーツを穿いたままだ、というのに。
イリアの誰にも言えない秘密。
それは。
「んんっ」
おむつを穿くと、密閉したその内側におしっこの温もりが蘇ってくる。
イリアは、おもらししたショーツを穿き、そのショーツを覆うようにしておむつを穿いて寝ることにしていた。
「おしっこ、温かくなってきて気持ちいい……」
生温かい感覚がお尻にぺったりと張り付いてきて、なんとも言えない気持ちよさがお尻を包み込んでくれる。
「あとは、寝る前に水分補給、だよね」
イリアは机においてあったティーポットを傾けると、カップに紅茶を注ぎ込んでいく。
それを一気に飲み干すと、イリアは部屋の明かりを落としてベッドへと身体を横たえた。
天蓋付きのダブルベッドは、イリアの小さな身体を易々と受け止めてくれる。
「明日も学校……。おやすみなさい……」
イリアは誰にともなく呟くと、ゆっくりと瞳を閉じた。
☆
「んっ……んんん……」
イリアが苦しげに呻いたのは、うっすらと空が青白んできたころだった。
イリアの小さな水風船は、寝る前に飲んだお茶でパンパンに膨らんでいる。
もしもここでお腹を押されたら、たったそれだけでイリアは失禁してしまうことだろう。
「んっ、うううっ」
イリアは苦しげに呻くと、形よくカールした眉を歪ませる。
寝ているこの瞬間にも膀胱には一滴々々おしっこが濾過されているのだ。
もはや、このままだと決壊するのは時間の問題だった。
そんなイリアの顔は苦しげに歪んでいき、
「う、ううう~」
獣のように低い声を漏らし、イリアは布団を蹴り上げてしまう。
ワンピースのスカートがめくり上がり、露わになったのは真っ白な紙おむつ。
どうやらまだおしっこはしていないようだ。
イリアは、はしたなく脚を開き、おむつを晒している。
そのポーズは、まるで赤ん坊がおむつを交換されるときのように。
「んうっ、うううっ」
イリアの膀胱の限界も、すぐそこにまできているのだろう。
整った顔立ちが、苦しげに歪む。
と。
「うううっ、んんっ、んうう~~! は、はふう……」
イリアの苦しげな呻き声が、快楽の混じった吐息に変わり、頬が緩んだではないか。
何故か?
それはおむつから響き渡ってくる、くぐもった水音とともに明らかになる。
しょわわわわわわわわ……。
イリアの股間からくぐもった水音が聞こえてくると、ジンワリと黄色く染まってきた。
イリアは、おねしょを始めてしまったのだ。
「はふう……。気持ち、いいの……ぐぅ」
しゅいいいいいいいいい……。
イリアはうっすらとした笑みを浮かべながら、おねしょを続けていく。
きっといい夢を見ているのだろう。
その放尿には、なんの躊躇いもなかった。
仰向けに寝ているから、あっという間に黄色い染みがお尻のほうへと広がっていく。
「あった、かいよぉ……。お尻も、おまたも……んふ、ふふふ」
もこ、もこもこもこ。
おしっこを吸収した紙おむつは、入道雲のようにもこもこと膨らんでいく。
最新のショーツのように薄いおむつには吸水ポリマーが仕込まれていて、水分を吸うとモコモコと膨らむようにできているのだ。
おしっこを吸った吸水ポリマーは、プルプルに固まると、おしっこを閉じ込めてくれる。
「あったかい……。もこもこして、きもちいーのぉー」
じょぼぼぼぼぼぼぼ……プシュッ!
ブルルッ!
イリアは一際大きく身体を震わせると、おねしょは終わった。
お尻漏れもしっかりガードしてくれる紙おむつだから、たくさんおねしょしても、イリアは安らかな寝息を立てている。
「おむつ、あったかくていいよぉ……」
イリアは呟くと、再び深い眠りへと落ちていく。
そんな少女の充てているおむつはプルプルに膨らんでいて、おまたにはおもらしショーツが食い込んでいて……。
イリアは、それでも安らかな寝息を立てていた。
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ここまで読んでくれてありがとうございました。
1月と2月に本が出るので、お祭りモードで更新です(`・ω・´)
今年は1冊も出せなかった~(涙)
芽生え4につづく
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