芽生え11
新刊出てますよー。
本屋さんを回ってきた感じだと品薄みたいです。
とってもバブみなあまえ神ちゃん! (AA)
ちょー更新していくぜー(`・ω・´)
+++++++
この小説を最初から読む!
「……あ、あれ……?」
ちょっとだけ眠るつもりだったのに……。
ずいぶん寝てしまった気がする。
それなのに外は明るくて、まだ夜にはなっていなかった。
時計を見ると――、
「五時?」
アナログ時計なので、一瞬わけが分からなくなってしまう。
帰ってきたのが夕方の四時ごろだったから、一時間しか寝ていなかったのだろうか?
それにしてはたくさん寝てスッキリしてるし、外も静かだし、小鳥もチュンチュン鳴いている。
それにスッキリしたといえば、膀胱にも同じことが言えるような気が……?
そのときになって、お尻に張り付いてきているひんやりとしたショーツにイリアの意識は急速に覚醒していく。
「はっ!? この感覚は……ッ」
もしかして、この感触は……!!
慌ててお尻を撫で回してみると……、やはりだった。
スパッツに覆われたお尻は、ジットリと冷たく湿っていたのだ。 この感触は間違いない。
イリアは、おねしょをしてしまったのだ。
シーツにはイリアのお尻を中心として大きな世界地図ができあがっていて、ツーンとしたアンモニア臭を漂わせている。
「と、言うことは……。今は、朝の五時……、なの?」
小鳥だって元気に鳴いているし、それにこんなに盛大なおねしょもしてしまった。
夕日だと思っていたのは、朝日だったのだ。
「うう……。起こしてくれてもいいのに……」
思いながらもベッドサイドのテーブルにはサンドイッチと、メモ用紙が置いてあって、
『お嬢様、気持ちよさそうに寝ていたので起こさないでおきますね。夕飯は軽めのをご用意しておきました
マリア』
と、書き添えられていた。
ちなみにマリアというのはメイド長さんだ。
昨日は夕飯を作りに来てくれたのに、悪いことをしてしまった。 イリアはサンドイッチを食べながら、マリアが残してくれたメモ用紙に小さく頭を下げる。
ちなみにサンドイッチは玉子サンドで、絶妙な塩加減で美味しかった。
「さて、と……。やっぱり脱がないと、ダメ……だよね……」
どんなに目を逸らそうとしても、おもらししてしまったショーツからは逃げることはできないのだ。
イリアはスパッツごとショーツを降ろして行くと、時間が経った小水は、目に染みるほどにツーンとした刺激臭になっていた。
「ああ、やっぱりだ……」
濡れそぼったスパッツとショーツを脱いだイリアは、クロッチの裏側を見つめて呟いた。
そこにはヌルッとした粘液がこびりついていて、お尻の方にまで広がっていたのだ。
「なんでだろ、このお汁……。匂いも、お小水の匂いしかしないし……でも、ちょっとだけ磯臭い……かも?」
深く考えていても仕方がないので、濡れそぼったショーツはスパッツごと丸めるとベッドの下に隠しておくことにする。
いつものように、帰ってきたら洗濯コースだ。
「はぁ……。いったい、なんなんだろう……。私、変な病気なのかなぁ……」
母に相談したほうがいいだろうか?
でも、おもらし遊びをしているとバレてしまうかもしれない。
おもらしをしたときに、ぱんつがヌルッとしているだなんて、怒られてしまいそうで、とても言えなかった。
「帰ってきたら考えよ……」
イリアは憂鬱げに呟きタンスを開けると、黄ばんだネコさんショーツがお出迎えしてくれる。
その中から一番綺麗なショーツを選ぶと、
「んっ」
おへそが隠れるほどにショーツを上げると、おまたに食い込んできてピリリッとしてしまう。
(この変な感覚はなんなの?)
首をかしげる暇もなく、イリアは黒タイツを穿いて制服に着替えていき……、
戸惑う少女をよそに、緩やかに時が流れていく。
芽生え12につづく
今年を生き残ることができるか微妙なところですが、できることはやっておきたいです。
目次一覧へ
押してくれると励まされます。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
- トラックバックURL:
- http://yaminomen.blog.2nt.com/tb.php/464-a617c1ef