そんなわけで、フランス書院の美少女文庫さんから出版されました新刊、
とってもバブみなあまえ神ちゃん!
の番外編をお送りしたいと思います。
ちょっと抜けてるけど、一生懸命な癒やしの女神様のナミが、
心が荒みすぎて、近い未来に人類を滅亡させてしまうと予言された主人公を癒してあげる、
甘々な作品になっていると思います。
こう見えて、彼女、
おむつが手放せない……。
「どっこい……ジョ!?」
ナミと一緒に夕飯の買い物に行こうと、狭い玄関で二人で靴を履き替えていたときのことだった。
靴を履き替えて立ちあがろうとしたナミのお尻がキュッと引けると、翔太のほうへと倒れ込んできたのだ。
「おっと、大丈夫か?」
「あ、あんまり大丈夫じゃないかも……」
ナミが倒れ込んでくるかと思って、翔太は先に靴を履き替えて身構えていた。どうやら正解だったようだ。
倒れ込んできたナミは、小さな少女だった。
その辺にいる子供に交じったら分からないほど、小柄だった。
だけど、そんなナミのお腹はパンパンに膨らんでいて、ワンピース越しであっても乳房からは甘いミルク臭を漂わせていた。
翔太の子を宿し、もうすぐ臨月に差し掛かろうとしている。
「ああ、お兄ちゃん、ちょっとこのままで……」
「……ああ、なんとなく分かるぞ」
しょわわわわわわ~~~。
耳を澄ませば聞こえてくる、くぐもった水音。
それはナミの股間から聞こえてきていた。
ナミは、おもらしを始めてしまったのだ。
「あうう~。おもらし、出ちゃってるよ……」
「このまま全部出しちゃえよ」
「お兄ちゃんったら、恥ずかしいんだから……っ」
しょおおおおおお……。
くぐもった水音は止まらない。
それでも、玄関の石床に生温かい慈雨が弾けることはなかった。
ナミは、いつも紙おむつを充てて生活しているのだ。
「おお、ナミのおむつ、もこもこ膨らんでる」
「あううっ、イタズラしないのっ。私がおむつ充てるようになったのも、お兄ちゃんのせいなんだからっ」
ナミは赤くなりながらも、ギュッと抱きついてくる。
それでもおむつにあてている手のひらには、レモネードが弾ける振動が伝わってきていた。
もこもこと膨らみ、ナミの体温が滲み出してきている。
ナミがこんなにも緩くなってしまった理由。
それはナミが小さな身体で一生懸命翔太のことを甘えさせてくれたのもあったけど、なによりも翔太の剛直が太すぎたことに原因があった。
それにナミが妊娠してからというもの、大きなお腹が膀胱を圧迫しているらしい。
ただでさえ漏らしやすい体質に拍車がかかり、今ではおむつ生活に落ち着いていた。
そんなナミは、
ブルルッ。
小さな身体を大きく震わせると、
プシュッ。
おむつ越しに最後の一絞りが噴き出す感触が伝わってくる。
それはナミが恥水を出し終えた、なによりもの証だった。
「スッキリしたか?」
「うん。全部、出ちゃったよ……」
「そっか。それは良かった。おむつ、新しいのにしていくか?」
「大丈夫。夕飯の材料買いに行くだけだからさ。お風呂に入るときに交換しようよ。……出かけてる最中にしちゃうかも知れないし」
「お、おう。そうするか」
抱きしめていたナミの手を取ると、二人は黄金色に染まった路地を並んで歩き始める。
今夜の夕飯はなににしようか?
とってもバブみなあまえ神ちゃん番外編2につづく!
書き出しから飛ばしました!
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