友達のおむつの中を想像しているだけで、ショーツに染みが出来てくる……。
加奈は堪えきれずに一人個室に入り込むと、スパッツの上から縦筋に触れてみる。
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次の授業は国語だった。
今やっているところは『檸檬』という短編小説だ。
なんとなく良い作品だと言うことは分かるけど、あまり本を読まない……というか勉強が得意ではない加奈にとってはあまり面白い授業とは言えなかった。ずっと一日中体育の授業だったらいいのに。
「ねぇ、小町ちゃん」
加奈は眠気を紛らわすために身体をひねって小町に話しかけた。
「なぁに?」
小町は呼びかけにゆっくりと顔を上げる。声を潜めているのは一応授業中だからだ。
「この著者ってさ、何やってるんだろうね。丸善に買い物に行ったのに檸檬置いて出てくるなんてさ。どうせならもっと美味しい果物置いてくればいいのに」
「そうね、檸檬は食べにくいけど……加奈ちゃんは、檸檬の匂いで元気が出ない?」
「うーん、言われてみればそうかも?」
「きっと檸檬を書いた……梶井基次郎っていう人も、似たようなことを感じたと思うの」
さすが小町ちゃん。
いろんなことを知っている。
加奈はすっきりと納得した感じがして、それなら檸檬を渡されてもいいかな、なんてことを思いながらも前に向き直った。
これが6時間目なので最後の授業だ。
放課後に何をしようか……そんなことを考えながら、加奈の意識は朦朧としていく。
* * *
ホームルームが終わると、加奈はそそくさと教室を出てトイレに向かった。実はさっきからスパッツが気になって仕方がなかった。
トイレの個室に入って、スカートをめくりあげて、自分のそこをまじまじと見てみる。
外観では分からないけど、一拍遅れて独特の臭いが立ち上ってきた。
「うわ……」
なんなんだろう、この気持ちは。
さっきの小町ちゃんのおむつのことを考えただけで切なくなってしまう。
堪えきれずにスパッツの上から縦筋に触れた。
「あっ……………」
かくん、とヒザが折れてしまった。和式のトイレにしゃがみ込んでしまうと、じわり、とお尻の方まで生暖かい感触が広がっていった。
どうしよう。
パンツもスパッツも穿いたままなのに……。
「も、もう……」いいや。授業も終わってあとは帰るだけなんだし……。
そう考えた瞬間、加奈の中指はスパッツにめり込んでいた。プシュッと粘液が吹き出しヒクンと背筋が痙攣する。
「あ、あぅ!」
もしかしたら、口の中に小町ちゃんのおしっこの香りが残っているのかも知れない。だからこんなにも熱くなるのだ。
スパッツは濡れそぼり、形の良いお尻の双丘までもぐしょ濡れになってしまった。
これではおもらししたみたいだ。
だけどそんなことは火のついた少女には些細なことでしかなかった。
「ん、んん……!」
くちゅ、くちゅくちゅ……。
つん、と少女の背筋が弓なりに反ると、ぐったりと脱力してしまう。
熱い、熱い液体がぴちゃん、と水面に落ちて、水面にさざ波がたった。
「小町ちゃん……わたしも小町ちゃんのおむつ穿きたい……」
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おむつ少女4に続く
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