かばんを取りに、放課後の教室にもどった加奈。
だけど誰もいない教室に戻ってみると、そこでは小町ちゃんが一人で……。
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「………かばん、取りに行かないと………」
どのくらい時が過ぎたのだろうか。スパッツがすっかり冷たくなり、呼吸も落ち着いた頃には夏の日が傾きはじめ、柔らかいオレンジ色になりつつあった。
パタン。
個室を出る。
夕日に照らされた空間に、上履きの小さい足音だけが響く。
廊下に出ても誰もいなかった。
……もっとも、そんな時間までわざと個室の中にいたのだけど……。
誰もいない廊下を早歩きで抜けていき、後ろのドアから教室に入る……そこで加奈の足はぴたりと止まった。もしかしたら心臓の鼓動までも一瞬止まったかも知れない。
自分の席に、小町ちゃんが座ってた。
廊下側の後ろから二番目の席だからすぐ近くなはずだけど、まだこちらには気づいていないようだ。
一体、何をしているのだろうか……?
見た所、加奈の席に座って黒板を見つめているようだ。
いや………。
微かに漂ってくる異変に気付く。この独特な臭いは……。
「ん、んんっ………!」
悩ましげに鼻から漏れる、小町ちゃんの声。両手をお股にあてて、内ももをすりすりさせている。
「はぁ………はぁ………加奈ちゃぁん………」
うずくまった少女の背筋が震えると、ぷりぷりとかわいい音がお尻から聞こえてきた。
教室が、独特の臭いに満たされていく。
「ああ………あったかぁい………加奈ちゃんの席で漏らしてるのぉ………はぁ………はぁ………はんっ」
そうしている間にも、わざとのおもらしは続いているようだ。後ろからでも分かる。スカートの内側……おむつが膨らみ続けているのが。
にゅるにゅると、軟らかく、温かく膨らんでいるのが容易に想像できるほどだ。
「おっ……おもらし……気持ち、良いのぉ……温かくて気持ちいいよぉ……」
あの小町ちゃんがおもらししてる………。
自分の席でわざとおもらししてる………。
きっと、私が舐めたあのおむつ穿いてるんだ………。
「う、うそ………」
呟いてしまった。
それだけで小町はびくりと飛び上がっていた。
そしてそこに加奈が居ることを知ると、この世の終わりを宣言されたかのように後ろによろめき、尻もちをついてしまった。
べちゃっ、と何かが潰れるような音がして、閉じることを忘れてM字に開かれた脚の真ん中から白い紙おむつが露わになった。
「み、見ないでぇ……あぁっ!」
腰を抜かして尻もちをついてしまった小町。本当の悲劇はここから……。
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おむつ少女5に続く
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