タイツを下ろすことさえもできずに、すべてを放ってしまったイリア。
だが、水道もない公園では、ショーツを洗うことができない。
本当に負けられない戦いが始まる(`・ω・´)
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(おトイレに行く?)
目の前にあるトイレに入ろうかと思うが、ここまで漏らしてしまったらどうすることもできないに違いなかった。
あのトイレは汲み取り式だし、水道さえもない。
しかもトイレットペーパーもないから、漏らしてしまったうんちを拭くことさえもできなかった。
一応イリアはポケットティッシュを持ってきてはいるけど、パンパンに膨らんだショーツの中身を拭き取るにしては焼け石に水だろう。
(家に帰ったほうが、いいよね……)
こうなったら誰にも会わずに祈りながら、家に帰るしかなかった。
大丈夫。
昨日だって誰にも会わずに家に帰ることができたのだ。
きっと今日も上手くいってくれる……はずだ。
「どうか誰にも会いませんように……」
よろめきながら立ちあがると、パンパンに膨らんでいるショーツは思っていたよりも重たくなっていた。
ニュルル……ッ。
立ちあがっただけだというのに、柔らかい感触がワレメへと食い込んでくる。
それは今まで経験したことがなかった、未知の感触だった。
……が。
「ううっ、お腹、痛い……っ」
なんとか立ちあがったイリアだけど、早くも腹痛に襲われてしまう。
落ち着いてくれていたと思ったお腹は、立っただけの些細な振動にグルグルと異音を奏で、目覚めてしまったのだ。
その痛みに、満身創痍のイリアが耐えられるはずもなかった。
「ううっ、あううっ! ふっ、ふうう!」
口から獣のように低い呻き声を漏らし、お尻を後ろに突き出してしまう。
その直後だった。
ブボボッ!
ニュルルルルル!!
極小の布切れに覆われた、イリアの小さなお尻から似つかわしくない爆音が響き渡ると、うっすらとお尻の輪郭が大きくなっていく。
だが、これはイリアが漏らしてしまったというわけではなかった。
ここまで大量のものをショーツにぶちまけてしまったのだ。
もう、我慢するだけ無駄じゃないか。
それなら、少しでも早く毒素を放出して、楽になったほうがいいに決まっている。
「ふっ、ふうううう……!」
ニュルルルル!
ブボッ、ブポポ……もわ。
イリアは立ったままだというのに自らの意思でお腹に力を入れて毒素を排出していく。
色白の頬は真っ赤に染まり、口元からは一筋のヨダレを垂らしながら。
(こんなところでしちゃいけないのに……)
そんなことは分かってはいたけど、排泄欲という、人間の生存に根ざした欲望を満たしているのだ。
気持ちよくなってしまうのは当然のことだった。
ビチ、ビチチ……ッ!
ほとんどお湯と変わらぬ毒素を出し切り――、
ビククッ!
イリアは電気を流されたかのように腰を振ってしまった。
小さな身体とはいえ、少しずつ快楽に目覚めようとしているのだが……、そのことにイリアが気づくはずもなかった。
(おもらししちゃったのに……気持ちいいなんて……、絶対おかしいのに……っ)
気持ちよくなってしまった自分を認めようとはせずに、一刻も早く家に帰ろうと、小さな一歩を踏み出す。
ヌチャ、ヌチャ。
ヌチョ、ヌチョ。
「気持ち悪い、よぉ……」
一歩進むたびに、ショーツの中に満ちあふれている柔らかいものがお尻の割れ目に、そして秘筋へと食い込んでくる。
それは小水を漏らしてしまったときの愛撫とは比較にならないほどのネチっこさだった。
だけど今のイリアには、その甘い感触を堪能している余裕さえもない。
芽生え20につづく
ここまで読んでくださりありがとうございました。
そんなわけで続きます。
終わりが近づいてきましたけど、頑張って最後まで更新したいです。
読書メーターを覗いてみると『俺の股間がエクスカリバー!』の感想を頂けているようでなによりです。
ヒロインが色々な体液を噴出するライトノベルです(`・ω・´)!!
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