比奈の1人エッチのサビ。
いつものように、和式便器に座るとクロッチの上から縦筋に触れる。
ぷちゅ。
熱くねばねばとした感触が指先に絡みつく。ちょっと押すと、じわりと愛液が染み出してきた。
「ふぅっ」
少しだけ手に力を入れて、縦筋を何度も往復させる。ぷしっ、ぷしっ、ぷしっ――そのたびに愛液が湧き出してくる。既に濡れそぼっていたクロッチでは吸収しきれずに、お尻のように染みが広がってゆく。
子供がおもらしをしてしまったかのようだった。
それでも比奈の手の動きは止まらない。少女の細い指先で何度も往復させる。その手に次第に力が篭り、ショーツに指がめり込んでゆく。
「あっ、ああ……」
紅潮する少女の頬。
ぐちゅっ、ぐちゅっ……誰もいない女子トイレに淫らな音が響く。
ぎゅっと目を瞑りながらも指を動かし続ける。その少女の唇が、控えめながらも言葉を紡いだ。
「お、お姉さま……お姉さまぁ……」
目を瞑っている比奈のまぶたの裏側には一人の少女が映っていた。凛とした吊り目気味の二重まぶた、黒髪をポニーテール気味に縛り、いつも分厚い本を携えている少女。
時折ちらりと見える、一分丈の黒いスパッツ。くっきりと浮かび上がるヒップライン。
一年先輩で二年生の、日下京先輩。
……京姉さまのことならなんだって知ってる……。
今や真っ暗なスクリーンの中では比奈は京に抱きしめられている。ゆっくりと京の手が伸びて、割れ目にふれる……。
「ああ」
思わず声を漏らしてしまう比奈。しかし京のスライドは止まらない。ねちゃねちゃといやらしく音を立てるショーツを愛撫し続ける。
「お姉さまに触ってもらってこんなに濡れてます……あうっ」
なにかに堪えるように比奈の背筋が丸まった。
「もう………っ」
ぶちゅっ!
ショーツの上から指を入れ、くいっと第一関節を曲げる。そこが比奈の弱点だった。寒気を堪えるかのように小さな身体が小刻みに震えだした。
「ふ、ふぅっ!」
ぷしゅうううぅぅぅっ!
クロッチを突き抜けて、まるで間欠泉のように透明な液体が噴出し、手のひらが愛液まみれになる。
ぷしゅぅ、ぷしゅぅ、ぷしゅぅっ!
勢いもさることながら放尿と見間違うほどの量だ。
「い、やぁ……」
大量に漏らしながらも少女は止めようとする。こんなに濡らしているところをお姉さまに見られたら、絶対に嫌われるに違いない。ただでさえ比奈は目立たない性格だし、身体つきも子供っぽい。というかよく子供と間違われる。
それなのにこんなに濡らしてしまうなんて……。これは誰も知らない比奈だけの秘密だった。
やがて括約筋が力尽き、滲み出し続ける愛液を見守るしかなくなる。
「ふぅ……ふぅ……ふぅ……ふぅ……」
絶頂の余韻が少女の身体を満たしてゆく。頭の中は白くなり、ひゃっくりのように心地よく身体が痙攣する。
ひくん、ひくん、
もうすっかりショーツはその存在意義を無くしていた。ぐっしょりの濡れたそれは大陰唇の痙攣さえも包み隠さずに透過させている。そこから滲み出し続ける愛液はお尻のほうまですっかり広がっていて飽和しきれなかった分が雫となって水面に落ちていた。
「はぁ……」
こうして十分くらい経っただろうか。
比奈は冷えてきたショーツに現実に引き戻された。
うつろだった視点を自分のおまたに戻すと、ぺったりと張り付いたショーツ。冷ややかに風が撫でてゆく。
急速に自責の念がこみ上げてきた。
またやってしまった。
こんなことを繰り返してもどうにもなら無いのに……比奈はため息をつき、立ち上がる。ショーツは換えない。どうせ換えたってすぐに濡れてしまうのだから。
それに――。
寄生蟲3に続く。
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