久々にらきすたの二次創作。
文字通りトイレにされてしまったつかさの運命や如何に。
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あんなに熱かった水たまりも、息を整えているうちにすぐに冷めてしまった。
それと同じようにつかさの身体も冷めてしまう。
実験される直前のカエルのように足を開いているつかさはガクガク震えはじめた。それだけではなく一糸まとわぬ全身は青ざめて鳥肌が立っている。
「ふぐっ、お、お腹が……」
「大丈夫? つかさ」
絶頂の余韻に浸ってる場合じゃなかった。
つかさのお腹の中には、一週間分の便秘と一日分の下痢が詰まっているのだ。
「な、なんとか……大丈夫、だよ……で、も……出そう……!!」
だけどこのまま裸で教室から飛び出して、トイレに駆け込むわけにはいかない。
つかさは腹痛に堪えながらも何とかショーツを穿く。お尻にネコのワンポイントがある、子供っぽいショーツ。
おしっこを拭いている余裕なんてないので、お尻の形にじっとりとまとわりついてくる。
だけどそこで、すべすべのお腹から腸が捻れるような音が鳴り響いて、身体を「く」の字に曲げてしまった。
「ふ、ふぐぅ………!!」
ビチッ
最初の空気が漏れる湿っぽい音。お尻のネコのワンポイントが、小さく茶色く染まる。ぷるぷると震える括約筋……大丈夫。なんとか波は越えたようだ。
「お、お姉ちゃん………わたし………」
「とにかくトイレに行かないと。まだ出しちゃダメだからね」
「うん………でも、一応……お姉ちゃんのおむつ、貸して」
「いいけど、このおむつ……」
かがみが差し出したのはすでにおもらしして黄色くなったおむつだ。
「お姉ちゃんのおしっこなら平気だよ………んんっ」
穿くタイプのおむつなので、つけるのは簡単だった。ショーツの上から重ね履きして、スカートや制服も着る。よほどお腹が痛いのか、前屈みになっているのでお尻の輪郭が不自然に盛り上がっている。
廊下にはまだ昼休みでたくさんの生徒が行き来しているようだ。そのなかをトイレまでたどり着けるのか……。だけど、休み時間が終わるまで待っているわけにもいかなかった。
自らのショーツとかがみのおむつを穿いたつかさ。ここでおもらししたら両方ともダメになってしまう……。
ひいらぎ姉妹の明日はどっちだ。
アルテマ・アゲイン4につづく
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