なんとかトイレに駆け込むけど、もう、手遅れの巻。
やっぱりアルテマの威力は凄まじくて……。
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バタン、
なんとかトイレのドアをくぐると、微かなトイレ特有の臭いが鼻をついた。
ここまで来れば、あともう少し……一番手前の個室まで十歩、歩けば入ることができる……。
もはやスパッツはもっこりと硬質便に満たされて、トイレに辿り着けたとしても既に手遅れだった。しかも下剤が効いている部分は少女の括約筋がゆるむ瞬間を今か今かと待ちかまえているのだ。
ぐ、ぎゅるるるぅ~~~~………。
「ふ、ふぐぅ………」
今にも力尽きそうなお尻のあいだからは、お湯のような水っぽいものが滲みだしている。
……少しでも力を抜けば楽になれるのかもしれなかった。
どうせもうパンツは穿けないほど汚れてしまったのだ。
それならば、この苦痛から一刻でも早く解放された方が良いに決まってるじゃないか……。
「もう………もう、良いよね……わたし………もうこれ以上歩けないよ………」
「加奈ちゃん………」
寄り添ってくれる小町ちゃん。
そして、ついに、加奈は力尽きた。
かくん、
今まで決して座らなかった少女が、トイレの個室を目の前にして足を肩幅に開くと、全身の力が脱力したかのようにしゃがみ込んでしまったのだ。
「うっ……、う、ふっ、………ふ、ふぅ……」
ビチュッ、ビチビチビチビチッ!!
一拍遅れ、空気が混じった湿っぽい音が炸裂し、スパッツが熱湯に満たされた。
ゴツゴツとお尻の柔肉にあたっていたうんちが、一瞬にして灼熱の下利便にとって変わる。
「あっ、……つぅ……いっ…………! 熱い、熱いよぉ………! 下痢が漏れてるっ、……漏れてるのぉ! いやあああっ!!」
既に密閉されたスパッツの中にスペースは無かった。
だが加奈がしゃがみ込んだ今は違う。、押し出された水溶便はお尻の縦筋を伝って前の方へと一気に押し寄せてくることになったのだ。
「ひぃ、……ぃいっ、いぎゃああ!!」
ビクンッ、ビクンッ!!
大事なところを灼熱の感触に覆われ、少女の身体は小刻みに痙攣する。
「あっ、あっ、あっ、あっ…………ひ、ひ、ひ、…………ひぅ!」
ビチッ、にゅるにゅるにゅるにゅるっ
加奈はいつしか自らの意志でお腹に力を入れていた。それはただ単に排泄欲を満たすためではないだろう。
呼吸は背徳的な感触に震え、頬はほんのりと桃色に染まっている。
そしてついに加奈は口にしてはいけないことを言ってしまった。
「……き、気持ちいい……」
おもらししながら気持ちいいだなんて……絶対おかしいのに……。
ひくん、ひくん………ひくん………
大きく、官能的な痙攣の波が、少女の身体を震わせる。
虚空を見詰めて、口を半開きにし、よだれをたらしながら加奈の排泄は終わりを告げた。
黒スパッツは、パンパンに膨らみながらも、しかし一滴の恥辱さも垂らさずに少女の脱糞を受け止めていた。
「……終わった?」
「うん………………あっ……」
気が抜けてしまったのだろうか。
弛緩しきった縦筋がじわりと生暖かくなった。
じわ………
ちょろちょろちょろ………………
しゅいいいいいいぃぃぃ……………
今まで一滴も漏れていなかったスパッツから、おしっこが滲みだしてくると膨らんだお尻を伝ってタイルに水たまりが広がっていく。
「ああ………いいのぉ……気持ちいいの……なんで……おもらししちゃったのに気持ちいいなんて……絶対におかしいよぉ……」
自らの欲望に屈してしまった。
その結果がこれだ。
三分丈のスパッツはぱんぱんに膨らみ、ちょろちょろと失禁し、いまだ茶色い水たまりが広がっている。
「おかしくなんて、無いよ……」
「えっ?」
「おもらししてる加奈ちゃん、すごく可愛かった。……わたし、今日は念のために換えのオムツ持ってきたんだけど……良かったら、加奈ちゃんもおむつ穿いてみる……?」
「小町ちゃんの、紙オムツ……?」
「まだ穿いてないから綺麗だけど……おむつなんて嫌なら良いけど……」
「ううん。わたしも穿きたい。小町ちゃんと一緒におむつ穿きたい」
「その前に……加奈ちゃんのおまた、綺麗にしてあげるから覚悟してね」
「あ………あぅ」
おむつ少女12につづく
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次回、加奈、お揃いのおむつデビューの巻……かも。
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おむつ少女11
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