おむつっこの小町の便意我慢の巻。
我慢の描写はあまり得意じゃないのだけど、どうでしょうか。
この小説のシリーズを最初から読む
キュルルッ!
コポコポッ!!
小町のお腹から、可愛いらしい音が聞こえてくる。
プチュっと今にも出てきそうになって足を閉じると、色々と吸い込んで重たくなったおむつから恥ずかしい汁がじわりと滲みだしてきた。
お腹が雑巾みたいに絞られてるみたいだった。
キュルキュルとお腹の中を流れていく音、時折コポッ、と言う音は、空気が多く混じっているからだろうか……?
それでもお尻を閉じて我慢していると、徐々に痛みが退いていった。
「はぁ………はぁ………はぁ………」
だけどまだ安心はできない。
……むしろ、本当の苦しみはこれからなのかも知れなかった。
腹痛には波がある……小さな山を越えたらその先に待ち構えているのはもっと大きな山。しかもその山からは絶対に逃げることができないし、いつ次がやってくるのかさえも分からない。
家まで歩いて20分。
トイレがある公園までなら15分くらいだ。
少しでも早くトイレに辿り着きたかった。
「はぅ………」
無理に足は閉じれない。加奈の恥ずかしい液体が滲みだしてきて逆に力が抜けてしまうから。
ぎゅるぎゅるぎゅる………
静かに、だけど確実に『その時』が迫ってきてる音。早くトイレに行かないと……大変なことになってしまう。
「いゃ………んん………」
ゆっくりと、お腹を刺激しないように歩きはじめる。一歩進むごとにおむつが擦れて、それだけで力が抜けてしまいそうになった。
まだ、小町の孤独な戦いは始まったばかりだ。夏の日差しにあぶられたアスファルトに陽炎が揺らめいていた。
おむつ少女18に続く
目次一覧へ
押してくれると励まされます。
おむつ少女17
コメント
コメントの投稿
トラックバック
- トラックバックURL:
- http://yaminomen.blog.2nt.com/tb.php/71-22c002b3