小町の我慢編2。
間に合わせてあげたいけど、心が折れた小町も見てみたい。
どうしようか思案中。
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「はぁ………はぁ………はぁ………」
さっきから背筋を汗が伝っていくのは、暑さのせいだけじゃない。ねっとりとした冷や汗ばかりが伝っていく。
歩きながら、何度も山が来てはそれを越えていく。そのたびに足取りがおぼつかなくなって、日射病にかかったみたいに顔が真っ赤になっていった。
汗ばかりかいてるのに水は一滴も飲んでなかった。もし飲んだとしても、そのまま下してしまいそうだけど。
「う………ん……」
山は、越えるたびに高さを増していく。最初は小さかった山も今では高さを増し、壁のような絶壁になっているのかも知れなかった。膝を折って座ることができたらどんなに楽になれるだろうか。
元より小町は我慢することに慣れていなかった。漏らし慣れているのだ。
ご、ごろろろろ………ごぽっ
「お………」
それでも小町は何とか漏らさずに歩き続ける。腹痛でまっすぐに立ってられずに微妙にへっぴり腰になっているけど、一歩ずつ進んでいく。
加奈ちゃんのおむつを汚すわけにはいかなかった。少しでも長い間、加奈ちゃんのおむつを穿いていたい……そんな思いが小町になんとか我慢させていた。
だけど、そんな少女の思いとは別に……
ムウウウウゥゥゥゥウ!!
お尻の穴に、急に圧力がかかった。
……こんな時に、おならが……! だ、だめぇ…………
液体よりも、気体であるおならのほうが我慢するために力を使う。今にも力尽きそうな少女にはあまりにも酷なことだった。
おむつ少女19に続く。
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