qmaの二次創作。
ファンタジーに石化はつきものです。
シャロン石化前。
「おしおき行きまーす!」
「い、いやっ!」
アメリア先生の杖が振りかざされると、シャロンの頭上から容赦なくカミナリが降ってきた。
「い、いやああああーーーーっ!!」
ピシャーーーン!!
おしおきの青い電撃がシャロンの華奢な身体を貫通していく。
予習で赤点を取ってしまった生徒にはおしおきとしてカミナリがプレゼントされる。これが文字通りのカミナリで、身体がビリビリと痺れるし結構痛いのだ。
もっとも、死なない程度には調整してくれるんだけど。
カミナリを喰らったシャロンはその場にだらしなくしゃがみ込んでしまった。
「全く、あまりにも点数が悪いから特別居残りで付き合ってあげてるのに全然進歩して無いじゃない……ほら、腰抜かしてないで次の問題にいくわよ」
教科書をぺらぺらとめくるアメリア……しかしシャロンの様子が何かおかしい。
ぺたりと床に座ったまま、立ち上がろうとしないのだ。それどころか、顔色に桃色に染まり、碧眼にはうっすらと涙が溜まってきている……。
「ほら……はやく立ちなさいな」
メガネを光らせながら急かすアメリア。
………だが。
ツンとした刺激臭に気づき眉をしかめてしまう。………このアンモニア臭は………。
「あなた………もしかして」
「ひぃっ」
身をすくめるシャロン。しかしその拍子に、気が抜けてしまったのだろうか………彼女のスカートのなかからくぐもった水音が聞こえてきた。
それはほんの幽かな音……しかし一度出してしまったら取り返しのつかないものだ。
……しょわわわゎゎゎ…………
「おしおき受けただけでおもらしなんて……緩すぎじゃない?」
「ゆ、緩くなんか……!」
「そんなに漏らしといて良く言うわよ」
アメリアの言うとおり……ストッキングに覆われているシャロンの太ももの間からはゆっくりと黄色い水たまりが広がっているところだった。ゆっくりと、ゆっくりと広がり、シャロンは自らが作り出した大きな湖に囚われてしくしくと泣き出してしまう。
あの夜みた悪夢以来、シャロンはお仕置きを受けると漏らしてしまうようになってしまったのだ。(実際に有ったことだけど)
好きでおもらししているわけではない……電撃を受けるとおしっこを我慢する力が勝手に抜けて知らぬ間に漏れ出しているのだ。
湯気は無いが、よほど我慢していたのか凄まじいアンモニア臭が教室中に満ちている。
放課後で誰もいないのがせめてもの救いだけど……もしも今教室に誰か入ってきたらすぐにおもらしがばれてしまうような、そんな臭いだった。
「こんな臭くっちゃ居残り特訓にならないじゃない……罰として自分で汚したんだから自分で掃除して帰ること。いいわね?」
……こくり。
「明日の朝みんなが登校してきてあんたのおしっこ臭かったら言いふらしてあげるんだから。覚悟しときなさいよ」
こうしてアメリアは教室から出て行った。
一人残されたシャロンは……自ら作り出した湖から立ち上がると、いびつな足取りで教室の後ろにあるロッカーから雑巾とブリキのバケツを持ってきた。
黒いストッキングが歩くたびに冷えてきて、内股に張り付いて気持ち悪い。スカートも濡れてしまった。生地が黒いので目立たないのがせめてもの救いだけど……。
雑巾に自分のおしっこを染みこませていくと、すぐにぐっしょりになってしまう。それをバケツの上に持ってきて絞るとおしっこが指の間を抜けてブリキに叩きつけられてけたたましい音を立てた。
なんで私がおもらしの掃除なんて……しかもまだ着替えてもいないのに……。
冷え切ったショーツとストッキングが密着してきて惨めさがこみ上げてくる。バケツの中に自分のおしっこが溜まっていくにつれてそれは増していくようだった。
バケツの中身が半分に満たない頃だろうか。ようやく床の水たまりは無くなった。木製の床なので多少の染みは残っているけどこればかりは拭き取ることはできない。軽く水拭きするに止めて置いた。
ここまで掃除しておけばもう大丈夫なはずだ。
シャロンは濡れた下半身を隠しながら寮の自分の部屋に急ぐ。
不幸中の幸いとはこんな時のことを言うのだろうか。放課後の廊下は廓寥としていてシャロンを見とがめる者は誰もいなかった。
まさかこの後アメリアに呼び出されることになろうとは……このときのシャロンは知る由もなかった。
アメリアのおしおきタイム。石化シャロン2に続く
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