夜の湖水にお腹を冷やしてしまったアロエ。
何とか岸の茂みに辿り着き、スクール水着の肩紐に手を掛けるも……。
一応警告。大が苦手な人は注意。
アロエのおべんきょう1はこちら
こうしてどれくらいの時間が経ったのだろうか?
ゆっくりと夜空に傾いている月に合わせるよう身体を浮かせているうちに興奮に火照っていた身体が冷めてきた。
湖水の冷たさがヒタヒタと忍び寄ってくる。
夏とはいえ、夜の湖は冷たい。
いままでそれを実感できなかったのは、身体が熱く火照っていただけであって……。
気がつくとうっすらと湖面には霧が掛かって、いかにもおばけが出てきそうなシチュエーションだ。
「………やだ……」
なんで今まで気付かなかったのだろう。こんな夜中に湖に来るなんて……子供っぽい恐怖心がむくむくと込み上げてくる。おばけ、でたら、どうしよう……。お化けの他にも、夜の野外は危険がいっぱいだ。夜行性の野獣だっているし、茂みの陰にはヘビが潜んでいるかも知れない。この湖にだって、大きな主が住んでいて、今もアロエを食べようとしているかも知れない……。
そう考えると、足がつかない湖の底から急に手が伸びてきて引き込まれてしまいそうな気がしてきた。
「もう……上がろう……」
なんとかバタ足で足がとどくところまで辿り着く。これで一安心だ。
そう思ったのも束の間……。
ぐ、ぎゅうううう~~~…………
「う……うそ……」
不吉な音とともに、お腹が、雑巾のように絞られたかのような痛みが。
それとほぼ同時に、お尻のすぐ近くに熱い質感が押し寄せてくる。この感触は……直後のことだった。
肛門括約筋が風船のように膨らみ、少しでも力を抜いてしまえば爆発してしまいそうになる。
……これは、……おなら?
冷たい痛みにお尻の感覚が麻痺してるけど……少しでも楽になりたい。
力を抜いておならを出してしまえば、しばらくは楽になれる……。
だけど、もしも違ったら、そのときは……。
「く、苦しいぃけど………」
アロエは我慢することにした。
なんとか歩いて岸に上がると、ただでさえ冷えていた身体が夜気に晒されてガタガタと身体が勝手に震え始める。
日焼けした肌に、紫色の血管が浮かび上がった。
「うんちは……うんちはダメェ……!」
少しでも貧弱な括約筋を補うために、お尻に手を当てると……、
お尻の間に、スクール水着の生地を挟み込んだ。お行儀悪いけどそんなことは言ってられない。
もうほうきに乗って寮に帰るのは無理だ。
浮き上がっているお尻の割れ目はピクピクと痙攣して今にも便意に負けてしまいそうだった。
幸いなことに周囲には誰もいない。こうなったら茂みでやるしか……。
なんとかお尻に手を当てながら、茂みにまで辿り着く。
あとは、水着を降ろしてしゃがみ込むだけだ。水着を降ろすだけ……それだけで良いのに……。
それさえも、いまの少女には難しいことだった。
冷たく濡れたナイロンは肌にぺったりとフィットしていて、震える手が、なかなか肩の部分に掛からずに空を切るばかりで気ばかりが焦っていく。
小さな手が震えているのは、うすら寒さのためか、それとも苦痛からか。
気ばかりが焦っていき、それでも残酷な現実は押し寄せてきて……、ついに、その時が訪れようとしていた。
理性と本能がせめぎ合い、水着に浮かび上がった括約筋がビクビクと痙攣すると、
「あっ! だ、ダメッ!!」
虚空を見つめた目が見開かれた。
「……………」
「………」
「……!」
一瞬だけ、世界の全ての音が途絶えると……、
ブジュルッ!!
少女のお尻から何かが弾ける音がすると同時に、小さなお尻の真ん中が歪に膨らんだ。
必死の抵抗も虚しく、お尻を滑り出していく、絶望的で熱い感触。
「あっ!!」
……やって……しまった……。
おならではない、確かな熱い液体の感触が水着の内側に吐き出されてしまった。
……うんちおもらし……。
絶望感が、胸中に広がっていく。
だけどドロドロの液状便は、そんな感情に浸っている暇を与えてはくれなかった。
「だ、だめえええええぇぇーーーー!!」
ニュルニュルニュル!!
ビチュチュチュッ!!
お尻に浮かび上がっていたスリッドが見る間に塗りつぶされていき、灼熱の生クリームが、冷え切ったお尻に容赦なく広がっていく。
肛門のすぐそこで待ち構えていた液状便が、一気に滑り出してきたのだ!
ブッチュチュ、ビチビチビチ…………!
「あっ……! あっ……! あっ……! あっ………! も、もれ、て、るぅ………!!」
冷たい水にやられて、完全にお腹を下してしまった液状便。
液体と気体が入り交じった、はしたない炸裂音が夜の静寂を引き裂いた。
本来なら紺色の形の良い尻が浮かび上がっている場所は、滑らかに膨らんでいき、無惨にも盛り上がっていく。
ニュルッ
ニュルニュルニュル!!
ぷつぷつぷつ…………
悪夢のような排泄はまだ終わりを見せない。
やがて紺色のナイロンに越されて、茶色い斑点が浮き上がってくる。下痢の中でも一番我慢することが難しい、サラサラとした液状便だ。それがナイロンの細かい隙間を縫って濾過されて滲みだしてきたのだ。
アロエの貧弱な括約筋ではどんなに力を入れようとも液状便に太刀打ちできるはずがない。
それでもアロエがしゃがみ込まなかったのはうんちおもらしへの最後の抵抗だった。
だが立ってはいるものの、お尻を後ろに突き出して少しでも楽になろうとしているのは、苦痛から早く解き放たれたいという本能からだろうか?
理性では止めようと思っていても、身体は少しでも毒を吐き出そうとしているのだ。
ブッ、ブポッ………ビチビチ……
ブシューーーーーー!!
スクール水着のキャパシティは少ない。
いかに液状便といえど未消化物は混じっているものだ。完全な液体は、スクール水着の外側に茶色い斑点を作り上げているものの、未消化物は水着の内側に溜まっていく。
そんな噴出にスクール水着の濾過性能が追いつけないのは当然のことだった。
「あっ………! な、なに………っ?」
アロエがその異変に気付いたのは、太ももをくすぐられるような感じがしたからだった。
夜風がイタズラしているわけじゃない……もっと、熱くてしっかりとした感触だ。
それは、スクール水着から横漏れした下痢が内股を伝い落ちている感触だった。
女の子のうんちおもらしは後ろに広がっていく。
既にもっこりと膨らみきり、キャパシティの限界を超えてしまったスクール水着の脇から熱い濁流が漏れ始めたのだ!
ビシュ!
ビシュシュシュシュ!!
「あっ、あっ、あっ、あっ、…………!!」
液状便はすぐには地面に落ちず、子供らしく健康的に日焼けした内股に、一筋、二筋と茶色い筋を伸ばしていき、ダラダラとおもらししている少女を責めるかの如く地面へと汚点を落としていく。
「も、もう………」
ここまで漏らしちゃったら無理だよね……。
楽になったって、……いいよ、ね……?
この年にもなってうんちを漏らしちゃうなんて………いや……だけど………。
もはや水着を脱ぐ勇気は、アロエには残っていなかった。
何よりも脱ぐのが恐ろしい。
水着の中にドロドロに溜まっているであろう失敗した証拠を目の当たりにするのが恐ろしい。
「……ひ、……ひくっ………ぐず……………っ………」
頬を、熱い涙が伝い落ちていく。
それは、アロエの心が折れた何よりもの証拠だ。全てを諦め、自らの欲望に身を任せるしかないと悟ってしまった瞬間。
………かくんっ、
心とひざが、同時の折れ、ついにアロエは和式のトイレのようにしゃがみ込んでしまった。
ひざの裏を伝っていた液状便が太ももの裏とふくらはぎに潰されて、ヌルッと伸ばされた感触が伝わってきた。
気持ち悪い、と思う間もなく、腸に圧力が掛かり………
ビチビチビチ!!
ブジュッ!!
「んっ………ひっ……ひい!」
それは、悲鳴に近い叫び声だった。
座ったことにより、幼い縦筋を伝い、お股の方にまでヌルヌルが押し寄せてきたのだ。
止めようにもピクピクと縦筋が痙攣するのみで、次の瞬間にはお股からも茶色い液状便が滲みだしてきた。
自らのお股が蹂躙される瞬間がスローモーションのように映る。
幼い少女の脳内は一瞬でスパークして真っ白になり、ただ身体を丸めることしかできなかった。
ぎゅっと目を瞑り、痙攣しながら少女は強く願う。
どうかこの苦痛が少しでも早く終わりますように。
そして身体が、おかしくなる前のように戻りますようにと。
ベチャッ………ビチッ、ベシャシャ!!
そんな儚い少女の願いも虚しく、股布の脇からは汚泥がひねり出され、地面に汚らわしい山を築き上げていくのだった。
蹂躙された幼い縦筋は未知の感触にピクピクと痙攣し、背筋に電流が流れる。おしおきの雷を受けた時みたいだ。
「ひ、ひぐぅっ………もういやぁ………」
少女のお腹の調子が落ち着いて、ひとまず脱糞が終わるのは、それからしばらく経ってからのことだった。
* * *
「はぁ………はぁ………」
冷たい夜風がナイロンに包まれた背筋を撫でていく。火照った身体に心地よい。
だけど重くなったお尻には風を感じることが出来なかった。
恐る恐る瞳を開いてみると、そこには目を疑いたくなるような惨憺たる状態が広がっていた。
紺色だったはずの水着は内側から滲みだしてきた液状便に茶色く染め上げられ、股の両脇からはみ出してきた未消化物は地面に双子の山を作り上げていた。
それでも、腸内にはまだ残っている感触がある。
「……うぅ……まだ……出そう……」
まだ、全てを出し切ったわけではない。
スクール水着がパンパンに膨れあがったことにより、その中に詰まっている未消化物がお尻の穴を塞いでしまい、腸内のうんちを押し込めていた。これ以上は水着を脱がないと出てこない。
「……見たくないけど……見なきゃダメなんだよね………」
ここまで漏らしてしまったら、もはや覚悟を決めるしかない。
アロエは肩紐に手を掛けて、水着を脱ぐことにした。本当は脱ぎたくなかった。脱いでしまえば自分の失敗を見なければいけなかったから。だけど今は不快にまとわりつく水着を、一刻も早く脱いでしまいたかった。
……そんなときだった。
目の前の茂みがカサカサと動いて、巨大な紫の蛇が顔を出したのは。
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