どんなにお尻に力を入れても溢れ出してきてしまう液状便。
奈緒は下校中だというのに、座ることもできず立ったまま下痢を漏らしてしまう。
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「あっ、あっ、あっ、あふぅ……!!」
熱すぎる感触に、お尻の力が意識とともにフッと緩む。
その隙を腸にみっちりと詰まっている未消化物が見逃してくれるわけもなかった。
ゴポッ、ゴポポポポポポポポ!!
「んあああああああ!?」
スカートの中から、泥水をかき回すかのようなくぐもった音が鳴り響く。
お尻が溶けそうなほどに熱くなった。
「い、い、い、いや、あぁぁぁぁ…………ッ」
それでも奈緒は反射的にお尻を絞めようとしてしまう。
それが無駄だと気づかずに。
柔らかいお尻をあざ笑うかのように下痢は意図も容易くおむつを熱くしていく。
ビチ! ビチチ! ビチッ!!
「熱い……ッ、熱いの、いやあぁっ」
どんなにお尻に力を入れても、完全に水状になったうんちを止められるはずもなかった。
最近膨らみはじめたお尻が、一瞬にしてマグマに覆われる。
スカート越しのお尻がモコモコと膨らみ、ずっしりと重たくなった。
ブポッ!!
「んあああ!?」
空気が混じったのか、卑猥な炸裂音とともにおむつの中で汚物が弾ける。
スカートのお尻の部分がボフッと膨張した。
もう隠すことはできない……。
お尻を焼かれるような熱さに包まれながら、しかし奈緒は更に絶望のどん底にたたき落とされることになる。
……ぷ~ん……。
「あっ、あっ、あっ、あっあああぁぁっ!!」
隠しようもない腐敗臭……それがスカートから滲み出してきたのだ。
それはドブに溜まっているヘドロよりも醜悪な臭いとなって奈緒を包み込む。
立ったままだというのに、こんなにも醜悪な匂いを溢れ出させてしまうだなんて。
ブポポ! ビチチチチ!!
事実、おむつの中ではヘドロよりも醜悪なヘドロで溢れかえっていることだろう。
それは奈緒のお腹の中に溜まった毒物だ。
毒物を排泄しようと身体が欲望に屈してしまったのだ。
「はぁ……はぁ……はぁぁ!!」
その欲望に屈してしまった今、どんなにお尻に力を入れても無駄……奈緒はそのことを悟ってしまう。
こうなってしまったら、『最後』までするしかないのだ。
もう、おむつはずり落ちてきそうなほど重たくなっていた。
これ以上立ったままでいるのは危ない。
おむつの重みでずり落ちてきてしまうかも知れないし、モコモコに膨らんだおむつがスカートからはみ出してしまうかも知れない。
奈緒は辺りを見回して、なんとか近くに細い路地を見つけると……。
誰にも言えない12につづく
なんとか路地へと隠れることができた奈緒。
そこでついに力尽きてしまうのか。
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誰にも言えない11
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