少しでも早く、この苦しみから解放されたい。
学校からの下校中、下痢を漏らし始めてしまった奈緒は、人気のない路地に隠れると、ついに自らの意思でお腹に力を入れ始めてしまう。
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「ふうぅっ」
短く息むと、ついに奈緒はお腹に力を入れてしまった。
ブリュッ!
ムリュリュリュリュリュリュリュリュ!!
「ふうぅ~……ふうぅ~……ふうううぅぅ……っ」
おむつからのくぐもった破裂音。
何度目だろうか?
それを数えることもできないほどに、奈緖は憔悴しきっていた。
ムリュリュリュリュリュ……ゴポッ!
「ふぅ……、ふぅ……、ふううぅぅぅっ」
奈緖の頬は緩みきり、頬は真っ赤に染まっている。
ほっぺたは涙に濡れ、それでもおむつはもこもこと膨らみ続けている。
奈緖は泣きながら下痢おもらししているのだ。
――いや。
ムリュリュッ、むりゅうぅぅぅぅぅ……っ。
「んんんんんっ、んんんんーっ」
いや、おもらしとはちょっと違う。
違ってしまっている。
奈緖は、欲望に屈してしまったのだ。
泣きながら、自らの意思でお腹に力を入れてしまっているのだ。
こうなったら手遅れなのだ。
今更どんなに我慢しても、もう元には戻ってはくれないのだ。
それなら少しでも早く楽になった方がいいじゃないか――。
それに、
「おむつ熱い……けど、受け止めてくれるんなら……んっっ」
お腹に力を入れると、あんなにも痛かったお腹の痛みが少しずつ引いてくる。
おむつは全てを受け止めてくれるのだ。
それなら全部出してしまった方が……、
そう思ったときだった。
「うぅっ、ま、前の方に……っ」
ビチッ! ブリュリュッ!!
お尻の部分だけでは押さえきれなかったうんちが、おまたの筋を通って前の方にまで押し寄せてきたではないか。
「だ、ダメェ……ッ、オッ、オオオオォォッ!!」
ゾクッ、ゾクゾクッ!
電流が背筋を駆け抜けていく。
ふっくらとしたおまたが、灼熱のマグマのような感触に蹂躙される。
おまたを深くえぐると、敏感な部分までも容赦なく責め立てられて、ゾゾッと背筋が震え上がった。
「あっ、あっ、あっ、あっ、ああぁぁっ!!」
それでも奈緖はお腹の力を抜くことができなかった。
むしろその柔らかくも熱い感触に戸惑いながらも、更にお腹に力を入れてしまっている。
「き、きもち、いいよぉ……こんなの絶対におかしいのに……!!」
今まで何度も秘密のおもらし遊びを繰り返してきた。
だけどそのときはおしっこだけでひっそりと遊んでいた。
「うんちおもらし……うぅ、気持ち、いいよぉ……っ」
それはただ単に我慢に我慢を重ねたうんちをすることができて気持ち良くなってしまっているのか、それともうんちおもらしに蹂躙されることに快感を覚えてしまっているのか……それは奈緖には分からない。
「ダメなのに……エッチな気持ちになっちゃいけないのに……っ」
ムリュリュリュリュ……!!
それでも身体は熱くなってしまう。
外でこんなにエッチな気持ちになってはいけないのに。
ブポッ!!
「ああっ、うっ!!」
おむつの中でひときわ大きな空気が爆発すると、ボフッと一瞬だけ風船のように膨らんだ。
それがお腹に溜まっていた最後の毒素だったのだろう。
あんなに痛かった痛みが嘘のように落ち着いていた。
「んっ、んんんんんん……」
もうどんなにお腹に力を入れても出てこない。
奈緖は欲望に負けて、全てを吐き出してしまったのだ。
「はぁ……はぁ……はぁ……お、終わった……全部、出しちゃった、よぉ……」
全部出してしまった……。
すっきりしてしまった。
外なのに。
「うぅ……ぅっ」
だけどこれで終わりではないのだ。
全てを受け止めてくれた紙おむつをどうにかしなくてはいけない……。
ネッチョォ……。
身じろぎをすると、おむつの中で粘着質なものがまとわりついてくる――。
誰にも言えない15につづく
全部出し切ってしまった奈緒。
だけど重たく膨らんだオムツが消えてくれるわけじゃない……。
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誰にも言えない14
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