体育の授業中に下痢おもらしをしてしまった彩花ちゃん。
夏希は彩花ちゃんの手を引いてトイレに連れて行こうとするけど、
途中でしゃがみ込んでしまった彩花ちゃんのブルマは、おしっこと下痢の垂れ流しに大きく膨らんでいく……。
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(はっ!?)
一番最初に我に返ったのは、夏希だった。
ずっと彩花ちゃんのことを見つめていたかったけど、こうしている場合じゃないのだ。
今すぐにでも彩花ちゃんを助けなければ。
(助けられるのは私しかいないんだから……っ)
気がつけば、身体が勝手に動いていた。
たった一人でしゃがみ込んでいた彩花ちゃんに歩み寄り、そして肩を貸す。
「夏希、ちゃん……?」
「彩花のことは私が守るから。先生、ちょっと保健室に行ってきます」
担任に一言言い残すと、彩花ちゃんの身体を持ち上げる。
その身体はビックリするほど火照っていて、そして軽かった。
☆
「ご、ごめん……も、もう無理、だよぉ……っ」
なんとか真っ白な砂漠のようなグラウンドを横切ると、しかしまだ校舎に辿り着いていないというのに彩花ちゃんはしゃがみ込んでしまった。
「もう限界なの? ここでしゃがんだらみんなに見えちゃうよ?」
「で、でももう我慢でき……ああああっ!!」
悲痛な叫び声と共に、ブボッ、彩花ちゃんのブルマが盛り上がる。
もう一刻の猶予もなかった。
もしも無理に校舎に連れて行っても、点々と茶色い足跡を残してしまうことだろう。
それは更に彩花ちゃんを苦しめることになるって言うことだ。
そんなことできるはずもなかった。
「彩花ちゃん、こっち!」
「えっ? んあっ、そんなに手を引かれたら……っ」
身体を硬直させる彩花ちゃん……その小さな身体を引くと、咄嗟に茂みに連れ込む。
しゃがみ込めば、外からは誰にも見えないだろう。
ここなら……!!
「あっ、ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
茂みに隠れ、しゃがみ込み、彩花ちゃんは大木は悲鳴を上げると、再び決壊した。
ムッとした草いきれの香りが、一瞬にして彩花ちゃんの身体に詰まっていた茶色い匂いに塗りつぶされる。
それでも夏希は、彩花をギュッと抱きしめた。
ぶっ、ぷすすっ、ぶぼっ、ブリュリュリュリュリュリュ……ウッ!!
「あっ、あっ、あっ、だ、だめぇ……っ、夏希ちゃん、離れてぇ……っ、よ、汚しちゃう、よぉぉぉぉぉっ」
「大丈夫、だから……彩花ちゃんのなら……気にしないでいいから……」
「うっ、うああぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!」
ムリュムリュムリュッ! ボチャ、ボチャボチャボチャ!!
彩花ちゃんは私の身体をギュッと抱きしめてくると、ブルマから汚泥が溢れ出してきた。
それだけじゃない。
じゅわわ……。
シュイイイイイイイイイイイィィィィィィ……。
フッと身体から力が抜けたかと思うと、ブルマからくぐもった水音がする。
一拍遅れて、ジュワリ、おしっこが滲み出してきた。
だけどそれが夏希には一瞬なんなのか理解することができなかった。
なぜなら、彩花ちゃんのブルマから滲み出してきた液体は茶色く染め上げられていたのだ。
夏希がそれをおしっこだと理解できたのは、ツーン……としたアンモニア臭が鼻をついたからだった。
茶色く饐えた香りに、刺激的なレモン汁の香りが混じり合う。
「ふぁぁぁぁぁぁぁ……ごめん、なさい……っ、でも、でもでもでも……っ、き、気持ち、いいよぉ……っ」
我慢していたものを出すことができたのだ。
人間の本能として、気持ちいいと感じてしまうのは間違いないことなのだろう。
ショーツやブルマを下ろすことができなかったのは、身体にとっては本当に些細なことでしかないのかも知れない。
だから、どんなに恥ずかしくてこの世から消えたいほどでも、それは気持ち良く感じてしまうのだ。
ブルマから滲み出してきたおしっこは、茶色く染め上げられていた。
それはおしっこの穴までも下痢に覆われていることを意味する。
彩花ちゃんのおまたは、ドロドロの下痢がミッチリと食い込んでいるのだ。
そんな彩花ちゃん……。
ブルルッ、身体を大きく震わせると、おもらしは終わりを告げた。
抱きついているからこそ分かる。
少しずつ呼吸が落ち着きを取り戻してきているのが。
「……スッキリした? もう大丈夫そう?」
「うぅ……ごめん、なさい……。夏希ちゃんのショーツとブルマ……汚しちゃったの……」
「そんなことどうでもいいよ。ほら、早くお尻綺麗にしよ?」
「どうでもよくなんてないもんっ。放課後になったらショーツとブルマを交換するって約束したのに……これじゃあ交換できないよ……」
ぐず……っ。
鼻をすすると、彩花ちゃんはついに泣き出してしまう。
確かに、こんなに恥ずかしいところを見られたら泣いてしまうのも分かるけど……。
だけどこうしているうちに誰に見つかるかも分からない。
それに夏希は別に汚いともなんとも思っていなかったのだ。
ただ、彩花ちゃんのことを綺麗にしてあげたい、そう思っていた。
「とりあえずおトイレ行こう? そこで綺麗にしてあげる」
「い、いや……夏希ちゃんのこと汚しちゃう……それに、き、汚いところ見られたくない、よぉ……」
「……私は夏希ちゃんの……汚いだなんて思ってないけどな」
「で、でも……恥ずかしいよぉ……」
彩花ちゃんはどうしても立ち上がろうとしない。
こうなったら……夏希には一つだけしか道は残されていなかった。
「彩花ちゃん……見てて、ね……?」
夏希は和式便器に跨がるときのように足を開くと、グッとお腹に力を入れ……
うんちを漏らして恥ずかしがっている彩花ちゃん。
そんな彩花ちゃんに寄り添うためには、こうするしかないと夏希は心に決めるのだった。
つづく。
夏希は意を決して、お腹に力を入れていく。
ブルマを穿いたままのおまたが、ジュワッと生温かくなっていき……。
夏の日の出来事19につづく
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