けいおん梓の2次創作。
澪のパンツ丸出しシーンがあるのに梓に無いということは、多分こういうことなんだろうなと。
時系列的には、澪の『失態の連鎖』の続き。
トイレでうんちおもらしをした澪。仕方なく汚れたショーツを個室に隠すものの、
それを見つけた梓は……。
「あれ、澪先輩……?」
梓がトイレの前を通りがかったときのことだった。
ゆっくりとトイレのドアが開いたかと思ったら、キョロキョロとあたりを見回しながら澪が出てきたのだ。
なんだか妙に腰が引けていて、声をかけたら飛び上がって驚くに違いない。
声をかけようかな?
そう梓が思っているうちに、澪はそそくさとどこかへと行ってしまっていた。
なんか様子がおかしい。
それに……、
「確か、今は一年生のトイレは修理中なのに……どうしたんだろう?」
修理中のトイレから出てくるだなんて。
それはほんの少しの違和感だったけど、梓は気になってトイレへと入ってみることにした。
* * *
ふんわりとした幾重ものおしっこの香りが重なった女子トイレ。
ここに入っただけで、反射的におしっこがしたくなってきてしまう。
だけど今は一年生のトイレは全て修理中だ。
個々のトイレは使うことができない……はず。
そんなトイレに梓は違和感を感じてしまう。
ツンとしたアンモニアの刺激臭に、更に刺激的な臭いが混じっていることに気づいたのだ。
「すんすん……すごい匂い…… 修理中なのに……」
猫のように鼻を鳴らすと、あまりにもきつい匂いに酸っぱいものがこみ上げてきてしまう。このおしっことは違う匂いは……、
「……まさか……」
一番奥の個室のドアを開けてみて、その予感は的中することになる。
貯水槽の上に置かれている水色と白のしましまぱんつ。
間違いない。
澪のお気に入りのパンツだった……のだろう。
「ホントに澪先輩の……パンツ……なの?」
戸惑ってしまったのは、そのパンツがあまりにも汚れているからだった。
元々は水色と白の2色だけだったであろうしましまパンツ。
それはもこもこに膨らみきり、内側から茶色く染め上げられていた。
それにこの個室に満ちあふれている腐敗臭……それはうんちの臭いに他ならなかった。
さっきの挙動不審な澪と、このしましまぱんつという2つの点……それを1本の線にするのは容易いことだった。
「澪先輩、うんちおもらししちゃったんだ……」
かっこいいけど恥ずかしがり屋な澪先輩のことだ。
きっとうんちを漏らしたあとにパニックになって、トイレから逃げ出してしまったのだろう。
言ってみれば、これは澪先輩の失敗の証拠なのだ。
誰にも見られたくない失敗の証……それを目の前にして、梓の胸はドキドキと爆発しそうなくらいに早くなってしまう。
「パンツ……どうなってるんだろ……? 澪先輩のパンツ……ちょっとくらいなら……」
あこがれの澪先輩。
その澪の失敗した証を掘り返すだなんて、しちゃいけないことだっていうのは分かっているけど、どうしても梓は気になって仕方がなかった。
梓は震える手を伸ばし、澪のショーツを手に取ると……
A.そのショーツを広げて、中を見てみた。
B.やっぱり止めておこう。おとなしくトイレから出ることにした。
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